捨てたピザ箱からDNA、売春婦連続殺人「ギルゴ4」捜査の決め手とは

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2010年にニューヨーク州ロングアイランドの浜辺で次々と女性の遺体が発見された事件で、捜査当局は14日、マンハッタンの建築事務所に務めるレックス・ヒウアマン被告(Rex Heuermann、59)を逮捕、起訴した。

事件は、白骨化した4人の遺体がギルゴビーチで発見されたことから「ギルゴ4」と呼ばれ、2020年のネットフリックスのドキュメンタリー「Lost Girls」の題材にもなった。

ヒウアマン被告は、メリッサ・バセレミーさん、メーガン・ウォーターマンさん、アンバー・リン・コステロさんの3人の殺害に関する第一級殺人罪で起訴された。もう一人のモーリーン・ブレイナード・バーンズさんについては、捜査中とされている。2007年から2010年にかけて失踪した4人は、いずれも20代のセックスワーカーだった。

サフォーク郡地区のレイモンド・ティアニー検事は、裁判所に提出した32ページにおよぶ資料で、容疑者の特定にいたる経緯や数々の証拠の存在を提示した。

資料によると、新たな合同捜査チームの結成から2ヶ月後の2022年3月、犯人が運転していた自動車に関する目撃証言から、ヒウアマン被告の名前が浮上。この発見から「300件を超える召喚状や捜索令状、その他の証拠を入手するための法的手続きからなる包括的な捜査」に発展した。

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