入場料3ドル!米国初「映画の日」が大当たり

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9月3日の「全国映画の日」における劇場観客動員数が、今年最多の810万人に達したことがわかった。全国映画の日は今年初めて実施されたキャンペーンで、入場料は、一律3ドル(約420円)に設定。AMCやリーガルシネマズなどの大手チェーンを含む3,000館以上がキャンペーンに加わった。

調査会社コムスコアによると、興行収入は前週に比べ、9%増加の2,430万ドル(約34億円)を記録した。

米国では、「レイバーデー」(毎年9月の第1月曜日、今年は5日)の祝日を含む連休は、映画業界で最も客足が鈍くなる時期で、キャンペーンは、映画ファンを惹きつける狙いがある。

劇場所有者協会の一部門、映画財団のジャッキー・ブレネマン代表は声明で、映画の日は、ファンに対する夏の感謝イベントであり、興収は「最大限の期待を上回った」と手応えを語った。

コムストアの上級メディアアナリスト、ポール・デルガラベディアン氏は、「人々は劇場を訪れるのが大好きだということが証明された」と話し、「価格は常に検討」される必要があると語った。

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週末全体の成績は5日に発表されるが、NBCニュースによると、土曜日の時点でトップを獲得したのは、昨年12月に公開された「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、2位はトム・クルーズのブロックバスター「トップガン マーベリック」、3位はアニメ作品の「DC がんばれ!スーパーペット」、4位は、伊坂幸太郎原作、ブラッド・ピット出演の「ブレット・トレイン」などの大作が名を連ねた。

1975年公開のスピルバーグ監督の名作「ジョーズ」が、10位にランクイン入りしたことも注目に値する。なお、ジョーズは今年初めて3D化され、劇場公開された。