トップガン製作陣 次回作はF1映画でブラピとタッグ

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大ヒット公開中の映画『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コジンスキー監督が、モータースポーツの最高峰「F1」をテーマにしたアップルスタジオの新作映画でメガホンを取ることが決まった。

同社が7日に明らかにしたもので、主演にブラッド・ピットを起用。コジンスキー監督に加え、制作には、脚本家のアーレン・クルーガー、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとチャッド・オマンといった今回のトップガンチームが加わるほか、ピットの製作会社プランBエンターテイメント、F1世界選手権で7度の優勝を果たした英ドライバー、ルイス・ハミルトンも参加する。

どこかで聞き覚えのある流れだ。1986年のオリジナル「トップガン」の成功後、トニー・スコット監督とドン・シンプソン、ジェリー・ブラッカイマー氏は、トム・クルーズと再びタッグを組んでNASCARを舞台にした映画『デイズ・オブ・サンダー』(1990)を世に送り出した。Imdbによると、公開後に海軍志願者が500%増加するなど社会現象を巻き起こした『トップガン』の北米興収が3.2億ドル、世界で5.8億ドルだったのに対して、『デイズ〜』は北米8,267万ドル、世界1.58億ドルだった。

タイトルやスケジュールは明らかにされていない。ピットは引退から復帰を果たし、新人選手らに混じって競争を繰り広げるドライバーを演じるという。

配信については不明だが、ハリウッドリポーターは情報筋の話として、Apple TV+で配信する前に、劇場限定で30日間(長くて60日間)公開するといった取り決めがされる可能性があると伝えている。

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ちなみにピットとコジンスキー監督がモータースポーツものを計画するのは2回目。デッドラインによると、二人は、ルマン24時間耐久レースのフォードとフェラーリの競争を描いた本「Go Like Hell」の映画化で、ピットがキャロル・シェルビー役を務める話を進めていたという。結局、このプロジェクトはジェームズ・マンゴールド監督、マット・デイモン主演の映画『フォードvsフェラーリ』(2019)となった。