エプスタイン性犯罪被害者 ギレーヌ・マクスウェルを提訴

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故ジェフリー・エプスタイン元被告とギレーヌ・マクスウェル受刑者から性的虐待を受けた女性が、ニューヨーク州裁判所に、損害賠償を求める訴えを起こした。

22日に提出された訴状で、原告のエリザベス・スタイン氏は、20代前半だった1994年からおよそ3年間にわたって虐待を受けたと説明。その後、精神障害で何度も入院し、精神的苦痛を取り除くために複数回の治療を余儀なくされたとしている。

被告は、フロリダの刑務所に収監中のマクスウェル氏とエプスタイン氏の遺産の執行人2人とされている。

マクスウェル受刑者は2021年、少なくとも1994年から2004年の間、エプスタインの未成年少女に対する虐待を支援、促進、参加したとして有罪判決を受け、その翌年に禁錮20年の刑を言い渡された。

スタイン氏は二人と出会った当時、ファッション工科大学で学ぶ傍ら百貨店ヘンリ・ベンデルで働いていた。買い物客として店を訪れたマクスウェル氏から、5番街にあるセント・レジスホテルまで購入品を運ぶよう頼まれ、ホテルに出向いたのがはじまりだった。

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ホテルの部屋でエプスタイン氏とマクスウェル氏から、将来のキャリア目標やボーイフレンドのことなどについて聞かれ、会話するなかで3Pセックスを要求された。仕事上で報復されることを恐れ、不本意ながら要求に従った。二人は当時ヘンリ・ベンデルのオーナーだったLブランズの創設者レスリー・ウェクスナー氏と親しい関係にあった。

その後3年間にわたって、二人はスタイン氏を付け回し、性的虐待し、友人らに引き渡して、さらなる性的虐待を受けさせた。

訴状には、二人がスタイン氏をさらにグルーミングして依存させようと、ヘンリ・ベンデルに根回しして新しいポストを提供しようとしたことや、ニューヨークだけでなくフロリダにあるエプスタイン邸でも性的虐待を受けたことなどが記されている。

スタイン氏は妊娠が発覚し、マクスウェル氏の勧めにより薬による中絶をした後、重度の鬱状態になったとも説明。二人から逃れるために車の衝突事故を起こしたことや、電話番号を変えても、二人がケーブル業者を通じてメッセージを伝えるなど、執拗に付け回されたと明かした。

スタイン氏が裁判所に訴状を提出したのは、「成人サバイバー法」によって定められた申立て期限が終了する2日前だった。同法の下、出訴期間を超えた特定の性的被害について、昨年11月24日から1年間の間、被害者が訴訟を起こすことが認められている。1年間で2,500件を超える申請があったと報じられている。期限最終週には、ニューヨークのアンドリュー・クオモ前州知事やエリック・アダムス市長、「ガンズ・アンド・ローゼズ」のフロントマン、アクセル・ローズに対する訴えも提起されている。