イーロン・マスクが「ストリートファイター弁護士」募集、応募してきたのは

ツイッター買収騒動の渦中にあるイーロン・マスク氏は現在、”ストリートファイター”のような弁護士を募集している。

マスク氏は20日のツイートで、CEOを務めるテスラで「ハードコアな訴訟部門」を構築していると説明。不当な訴えに対して、たとえ敗訴しようとも降参せずに戦う、と新チーム結成の意気込みを表明した。

人材について、汚職に塗れたエリート弁護士ではなく、「筋金入りのストリートファイター」を探していると投稿。「流血があるだろう」と、過酷な訴訟を戦い抜く覚悟のある弁護士を求めている意向を示した。応募者には、メールで並外れた能力を「3~5つの箇条書き」で証明するよう要求した。

それ以上の詳細は明らかにしなかったが、この投稿に対して、ネットユーザーからは、ユニークな能力を箇条書きにした応募が相次いでいる。

あるユーザーは、「フォークをスプーンのように扱う訓練を受けている」「座っているのが得意」と投稿。別のユーザーは「ビジネススクールに通った」「インゲン豆が好き」「身長193cm」「英語とスペイン語の読み書きができる」「少しハゲており、これは私の知性を示している」とアピールした。

このほかにも「2017年7月、ビールを1日で69杯飲んだ」「アリゾナの安酒場について、百科事典並みの知識がある」など、弁護士とは関係ないスキル(?)をアピールする投稿が相次いだ。

セクハラ報道

この投稿の前日、マスク氏がCEOを務めるスペースX社が、マスク氏から2016年にセクハラを受けたとする女性に対して、25万ドルの退職金を支払い、和解していたと報じられた

セクハラは、マスク氏が同社の社用ジェット機内で、客室乗務員に下半身を露出したというもの。マスク氏は記事が出回った後、ツイッターで「これらの粗野な告発は、完全に真実ではない」と真っ向から否定した上で、「ロサンゼルス在住の大きな政治的思惑を抱えた極左の活動家/ 女優」が告発に関与していると主張している。

一方、テスラ社に関しては、4月4日以降、株価が40%以上下落し、4,000億ドルの時価総額を失ったと伝えられている。

ニューヨークタイムズは20日の記事で、競争の激化や新製品の不足、人種差別をめぐる訴訟、中国におけるロックダウンによる部品や材料供給不足といった、同社の抱える問題を指摘した。

また、マスク氏のツイッター買収騒動は、テスラ株にとって好材料にならないばかりか、事業やブランドにダメージをもたらしかねないマスク氏の振る舞いを止めることのできる独立した取締役会がないという認識を強める結果になったと説明。さらなる打撃として、テスラが「S&P500ESG指数」から除外された問題を挙げている。