『アベンジャーズ/エンドゲーム』全世界興収12億ドル突破。歴代最高のヒット作に

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ディズニー/マーベル最新作『アベンジャーズ/エンドゲーム』(Avengers:Endgame)が、26日公開され、オープニング週末3日間の全世界興行収入が12億ドル(1,400億円)を超え、歴代最高の成績となった。

『エンドゲーム』は、2008年公開の『アイアンマン』から11年間続いたシリーズの最後の作品。
2018年4月公開の前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(Avengers: Infinity War)の記録(6億4,050万ドル)を塗り替える偉業を達成した。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ(Kevin Feige)社長は「まさに当初のアイアンマンから、我々が実現したかったのは、コミックファンとして、私たちが経験してきた通り、キャラクターたちにスクリーン上で命を吹き込むことだけでした。」と声明で語った。

『エンドゲーム』と『インフィニティ・ウォー』を監督したアンソニー&ジョー・ルッソ(Russo)兄弟は、「私たちは、世界中の観客の皆さんが感激するストーリーを語りたいと願い、心と魂をエンドゲームに注ぎこみました。キャストやクルーの我々のファミリーは、このインフィニティ・サーガの終結を託されたことを、心から光栄に思っています。」とファンやケヴィン・ファイギ社長、ディズニー、マーベルに感謝を述べた。

数々の新記録を樹立

ハリウッドレポーターによると、『エンドゲーム』が塗り替えた記録は以下の通り。(インフレ調整を除く)

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・全世界オープニング興行収入第1位(12億ドル)
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の6億4,050万ドルを超えた。前作は中国で同時公開されなかった。仮に中国の興収を加えた場合、全世界興収は8億4,700万ドルとなる。

・北米オープニング興行収入第1位(3億5,000万ドル)
『インフィニティ・ウォー』の持つ記録2億5,760万ドルを塗り替えた。

・海外オープニング興行収入第1位(8億5,900万ドル)
数字には、中国で史上最高を記録した5日間のオープニング記録(3億3,305万ドル)が含まれる。
英国/アイルランド、オーストラリア、韓国、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、フランスなどの43カ国で史上最高のオープニングを記録した。

・北米での公開館数第1位
米国でカナダでは4,662館で公開され、2017年公開のミニオン第3作目の『怪盗グルーの月泥棒』(Despicable Me3)の4,529館を超えた。

・劇場あたりの平均興行収入(7万5,075ドル)
2017年公開『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(Star Wars: The Force Awakens)の5万9,982ドルを超えた。

・国内初日オープニング興行収入(1億5,670万ドル)
金曜初日の興収(木曜夜のプレビュー上映、6,000万ドルを含む)は、1億5,670万ドルを記録。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の1億1,900万ドルを超えた。

・土曜日の国内興行収入(1億900万ドル)
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の8,210万ドルを超えた。このほかに、Imaxで上映されたオープニング興行収入第1位、前売りチケット第1位などの記録を樹立している。