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米出版会社メリアム・ウェブスター 今年の言葉は「justice」

辞書を手がける米出版会社メリアム・ウェブスター(Merriam-Webster)社は、2018年に同社の辞書サイトで数多く参照されたワードを発表した。

今年の言葉は「ジャスティス」

最も参照された言葉は「ジャスティス(justice)」で、前年比で74%上昇した。
ジャスティスには、正義や公正、正当性、司法、判事など複数の意味が含まれる。

同社は、検索数が上がった要因として、ロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官によるロシア疑惑調査などのニュースが多数出たことをあげている。

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ジャスティスを含む特定の用語の中で、数多く参照されたのは「司法妨害」(obstruction of justice)だという。8月にトランプ大統領は、ジェフ・セッションズ前司法長官に対し、モラー氏の調査をやめさせるようツイートを投稿した。この時、司法妨害の言葉の検索が急上昇したという。

抽象概念というのは、よく参照される言葉となることが多いという。共同編集者のエミリー・ブリュースター(Emily Brewster)氏は、「ジャスティスという言葉は、一般的であるが、文脈によって限定的、専門的、法律的に異なる用途があり、人々は定義の詳細ニュアンスを辞書で調べる。様々な理由があるだろうが、一つ言えることは、今年は多くの人の意識の中に”ジャスティス”という言葉があったことだ。」と語っている。

その他に、検索が多かった用語として以下を紹介している。

「Nationalism」(ナショナリズム)
トランプ大統領が10月にテキサス州で集会を行った際、「私はナショナリストだ。」と発言したことを受け、「nationalism」(国粋主義者や国家主義)の意味を調べる人が、8000%増加した。

「lodestar」(ロウドスター)
9月にホワイトハウス高官による匿名のオプエドが、ニューヨークタイムズに掲載された。対抗勢力とみられる人物によるもので、文章の中に、告発した人物を特定するような「lodestar」(道しるべ、指標)という、一般的にはあまり使用されない言葉が混じっていたため、多く検索された。

「epiphany」(エピファニー)
ひらめきや直感を意味するが、今年米国で大ヒットしたK-ポップグループBTS(防弾少年団)のジンによるヒット曲で話題となった。

「pansexual」(パンセクシュアル)
歌手のジャネール・モネイ(Janelle Monae)は、自身のアイデンティティーを「パンセクシュアル」(全性愛者)だとローリング・ストーン誌で告白した。

今年死去した有名人に関する特定のワードもトップ10にランクインした。
ジョン・マケイン上院議員(John McCain)を一匹狼として称する際の「マーベリック(maverick)」や、マーベルコミック生みの親、スタン・リー(Stan Lee)がコミックの締めなどに使用する言葉「エクセルシオール!!(excelsior)」や、歌姫アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)のヒット曲「リスペクト(respect)」などが上げられた。

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