米国の反応は?ワーナー「バービー」のSNS投稿を謝罪

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「バービー」の米公式ツイッターアカウントが、原爆をジョークにしていると日本で非難が殺到したことを巡り、米国のワーナー・ブラザース・フィルム・グループは31日、「配慮に欠けた」反応だったとして、メディア宛の声明で謝罪を発表した

北米では21日、原発の父を描いたクリストファー・ノーラン監督の伝記映画「オッぺンハイマー」と、若手の実力派グレタ・ガーウィグ監督の実写版「バービー」が同時に封切られ、2本で史上4番目の興行収入を記録した。

2本のタイトルを組み合わせた造語「バーベンハイマー」(Barbenheimer)は、ファンが両作品を盛り上げるため、公開週に劇場をハシゴして作品を鑑賞しようとSNSで呼びかけたことで、ムーブメントとなった。

ネットでは、両作品をコラージュした非公式のポスターやミームが投稿され、Tシャツやバナーなどの関連商品も販売されるなど、社会現象化した。

バービーの公式アカウントは、両作品の大ヒットを祝い、原爆のキノコ雲や世紀末的な風景をコラージュしたミームに「忘れられない夏になるわ(キス&ハートの絵文字)」「ケンがスタイリングしたのよ」「私たちはいつもピンクのことを考えてる」などのコメントを投稿していた。(一部は削除されている)

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日本で、原爆投下を軽視しているとの非難を受け、ワーナー・ブラザース・ジャパンは、バーベンハイマーは同社による「公式の活動」ではないとした上で、SNSに対する反応は「極めて遺憾」だとして、謝罪。米国本社に適切な対応を求めていた。

米での報道は?

米国メディアでも、日本人からの批判やボイコット運動(#NoBarbenheimer)、ワーナーの謝罪が相次いで報じられた。

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