「中国のプロパガンダ」、米議員 映画『バービー』を非難

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今月21日から米国で公開される映画「バービー」について、南シナ海における領有権に関する中国政府寄りの主張が含まれているとして、米議員から非難の声が上がった。

ベトナムメディアによると、マーゴット・ロビーが主演を務める「バービー」には、「九段線」(nine-dash line)が描かれた南シナ海の地図が、複数回登場するという。

南シナ海は、海上交易の要衝であり、原油や天然ガスといった資源が豊富にあるものとみられている。豊かな漁場があり、中国やベトナムだけでなく、台湾やフィリピン、ブルネイ、マレーシアなどが領有権を主張している。

中国政府は、この九段線内に同国の領有権があると主張し、人口島を建設。米国は、これに反対する姿勢を示している。

ハーグの仲裁裁判所は2016年、中国が主張する九段線には、国際法上の根拠はないとの裁定を下した。

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ベトナム政府は3日、九段線に関する違反事項があったとして、映画審査委員会が「バービー」の国内での上映を禁止したと発表した。

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