USPS 自動運転トラックによる運搬試験を実施

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米国郵便公社(USPS)はTuSimpleと契約し、自動運転トラックを使用した2週間の運搬試験を実施する。

試験では、アリゾナ州フェニックスとテキサス州ダラスにあるUSPSのディストリビューションセンター間を往復走行する。1,000マイル以上のルートを5往復する予定で、夜間走行も含まれる。トラックにはセーフティドライバーとエンジニアが同乗する。

2015年創業のTuSimpleは、中国の自動運転トラックのスタートアップ企業。サンディエゴと北京に本社を置く。これまで1億7,800万ドル資金調達しており、エヌビディア(Nvidia)や中国のネットポータル最大手のSInaが出資している。同社ではナビスター社のトラックを使用。トラックにはライダーセンサーに加え、競合の3倍に相当する1,000m先を見渡せるという9台の高性能カメラを装備している。

今月初め、アマゾンがTuSimpleの買収の話を進めているとの憶測が広がった。中国メディアが交渉の可能性を報じた。mashableによると、アマゾンは憶測に関してはコメントを差し控えると回答したという。