米戦闘機スーパーホーネットが訓練中に墜落 パイロットが死亡

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米海軍は5日、訓練中の事故により、パイロットのリチャード・ブロック大尉が死亡したことを明らかにした。

発表によると事故が起きたのは3日、およそ午後2時30分。カリフォルニア州トロナ付近で、F/A-18Eスーパーホーネットが墜落した。ブロック大尉は、カリフォルニア州リムーア海軍航空基地で第113戦闘攻撃飛行隊に配属されていた。事故当時、通常の飛行訓練を行っており、墜落現場は市街地から離れた人々が住んでいない地域だった。事故による民間人の負傷者はいない。

事故原因について現在調査中としており、回収作業の間、現場は立ち入り禁止とされている。

2019年以降、訓練中のスーパーホーネットが関係する事故は4件あり、死亡事故は今回が2回目だという。2019年7月にデスバレー国立公園「レインボーキャニオン」で起きた事故では、パイロットが死亡、見物人7人が飛んできた破片などで怪我を負った。

レインボーキャニオンは戦闘機が低空飛行訓練を行うことで知られ、別名「スターウォーズキャニオン」とも呼ばれる。世界中から航空機ファンが訪れる人気スポットだという。

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2019年3月には、現在公開中の「トップガン マーヴェリック」のトム・クルーズと同じ模様のヘルメットを被ったパイロットが飛行する姿を愛好家が写真に収めており、映画のロケが進行中と報じられた。