トイザらス 本日にも破産申請か

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米大手玩具量販店のトイザらス(Toys R Us)が、まもなく破産を申請する見込みがあることを、複数の米メディアが報じた。

同社は今月初め、カークランド・アンド・エリス法律事務所を顧問に雇い、連邦破産法第11条(チャプター11)の適用による事業再編、または資金調達の検討に入ったと、CNBCが報道していた。

トイザらスは、2005年に、コールバーグ・クラビス・ロバーツと投資ファンドのベイン・キャピタル、不動産投資信託のボルネード・リアルティ・トラストの3社によって、LBOを用いて買収されたが、買収の結果として多額の負債を抱えていた。現在の負債額は50億ドル(5,500億円)とも言われ、来年には4億ドル(440億円)が返済期限を迎えるという。

この報道が流れた月曜日、トイザらスを顧客に抱える大手玩具メーカーの株価は下落。マテル株は6.2%と過去7年で最大の下落幅を記録し、ハズブロ株は1.7%、ジャックスパシフィック株は6.6%の下落を記録するなど、サンクスギビングなど1年のうちの最大の商戦を前に、大きな影響を与えている。
トイザらスはウォルマートやターゲットと並び、これらメーカーの最大規模の顧客で、ジェフリーズのアナリストによると、2016年の全世界の取引において、トイザらスはマテルの11%、ハズブロの9%、ジャックスパシフィックの15%の売り上げを占めているという。

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