映画で巡るニューヨーク『プラダを着た悪魔』

7592

仕事に恋に一生懸命な女子のためのバイブル映画『プラダを着た悪魔』(The Devil Wears Prada)。アン・ハサウェイ演じるアンディが、鬼編集長の無理難題な要求にめげることなく、キャリアを磨いていく女性を、イキイキと演じている。

米ヴォーグ(VOGUE)のアナ・ウィンター編集長がモデルとされるこの映画の舞台は、ファッションやメディア業界の関係者がひしめくニューヨーク。メディアのビルやレストラン、ホテルなど実在のロケーションが数多く使用されている。ブロードウェイのミュージカル化も決定した。

アンディのアパート

The Devil Wears Prada
©mashupNY

ローワーマンハッタンのオーチャードストリート(Orchard st)にあるアンディとネイトが住むアパートメント。近辺は、おしゃれなカフェやコーヒーショップ、バーが立ち並ぶエリア。アンディが住むビルは、1920年に建てられた6階建てのアパートメント。

朝食を購入したベーカリー

The Devil Wears Prada
©mashupNY

アンディが初出勤の朝にオニオンベーグルを購入したお店は、実在のベーカリー、Erin McKenna’s Bakery。グルテンや小麦、卵を使用しないビーガン向けのカップケーキやクッキーを販売している有名店。アンディのアパートメントのすぐ隣。
Erin McKenna’s Bakery
248 Broome St,New York, NY 10002
https://www.erinmckennasbakery.com

RUNWAYマガジンのヘッドクォーター

The Devil Wears Prada
©mashupNY

アンディやミランダが出勤する場面に登場。ミッドタウンのアベニューオブアメリカ(Avenue of the Americas、いわゆる6thアベニュー)と49thストリート近辺。本作品のプロダクションである21世紀フォックスや、ウォール・ストリート・ジャーナル等を傘下に持つニューズ・コーポレーションの高層ビル。
News Corporation
1221 6th Ave, New York, NY 10020

Advertisement

アンディの就職を祝ったレストラン

The Devil Wears Prada
©mashupNY

ランウェイマガジンで職を得たアンディが、ボーイフレンドのネイトと友人達とお祝いのディナーをしたレストラン。ブランチメニューが人気のアメリカンダイニング、Bubby’s(バビーズ)のトライベッカ店。店の前にある牛の像が目印です。チェルシーマーケットにも店舗あり。
Bubby’s Tribeca
120 Hudson Street
www.bubbys.com

アシスタントとして東奔西走する場所

The Devil Wears Prada
©mashupNY

編集長ミランダのアシスタントとして、お使いに走り回る場所は、ミッドタウンのGarment District(ガーメントディストリクト、ファッションディストリクトとも)。テキスタイルやファッション小物の問屋やメーカー、カルバンクラインなどの本社などがあるエリア。近年のマンハッタン内の家賃高騰にともない、ブルックリン方面への移転が噂されています。
ウエスト39thストリートと7thアベニュー近辺

プライベートな時間も仕事の電話が

The Devil Wears Prada
©mashupNY

お父さんがニューヨークを訪ねてくれたものの、ミランダから急用の電話が入り、対応に終われるシーン。眠らない街を象徴する場所、タイムズスクエア。

友人たちとの深夜の会合場所

The Devil Wears Prada
©mashupNY

ネイトを含めた仲間4人で会ったバー。アンディは仕事の都合で遅れてくるが、ミランダからの戦利品を全員にプレゼントする。「COFFEE」のネオンサインが目印のユニオン・スクエアにあるカフェ。週末のブランチの他、早朝から深夜までオープンしており、モーニングや、バーとしても人気のレストラン。
The Coffee Shop
29 Union Square W, New York, NY 10003
http://thecoffeeshopnyc.com

ミランダが昼食にオーダーしたステーキ

The Devil Wears Prada
©mashupNY

ミランダのリクエストで、ランチのステーキを買うためアンディがかけつけたレストランは、1977年創業の老舗ステーキ店「スミス アンド ウォレンスキー」。
Smith and Wollensky
797 3rd Ave, New York, NY 10022
www.smithandwollenskynyc.com

発売前の「ハリーポッター」を受け取ったバー

The Devil Wears Prada
©mashupNY

ミランダの双子のために、出版前のハリポッターを入手。原稿を手配してくれたサイモンとの待ち合わせた場所は、近代美術館(MOMA)にほど近いラグジュアリーホテル、The St. Regis Hotel(セントレジスホテル)のKing Cole Bar(キングコールバー)。バーは、ウディアレンの「ラジオ・デイズ」や、「ハンナとその姉妹」にも登場。また、ホテルは「ゴッドファーザー」の撮影にも使用されている。
The St. Regis Hotel
2 E 55th St, New York, NY 10022
www.stregisnewyork.com

「都会のジャングル」撮影スポット

The Devil Wears Prada
©mashupNY

ナイジェルがランウェイのフォトシューティングを行った場所は、セントラルパーク南東にあるGapstow Bridgeの池の近く。後ろにはマンハッタンの高層ビルが見える。

パーティの開催場所

The Devil Wears Prada
©mashupNY

メットガラを彷彿とさせるミランダ主催の盛大なパーティは、自然史博物館(Natural History Museum)の外観を使用。ベン・スティラー主演「ナイトミュージアム」の舞台。

Natural History Museum
Central Park West & 79th St, New York, NY 10024
www.amnh.org

物語のラストでネイトに会ったコーヒーショップ

The Devil Wears Prada
©mashupNY

21stストリートとブロードウェイの間。現在は、デンマーク雑貨店「フライングタイガー」がある。

プラダを着た悪魔 (2006)

原題:THE DEVIL WEARS PRADA
監督:デイビッド・フランケル David Frankel
製作:ウェンディ・フィネルマン
脚本:アライン・B・マッケンナ Aline Brosh McKenna
原作:ローレン・ワイズバーガー Lauren Weisberger
衣装:パトリシア・フィールド

キャスト:アンディ:アン・ハサウェイ Anne Hathaway
ミランダ:メリル・ストリープ Meryl Streep
エミリー:エミリー・ブラント Emily Blunt

あらすじ・みどころ

Lauren Weisberger(ローレン・ワイズバーガー)のベストセラー小説「The Devil Wears Prada」を映画化。ジャーナリスト志望の主人公、アンディが得た仕事は、”何100万人の憧れる”編集の仕事。
カリスマ編集長、ミランダのもとで、馬車馬のように働かされるアシスタントを通じ、生き馬の目を抜くファッション誌業界の内幕とともに、仕事を通じて成長していく若い女性の姿を描くコメディ。