旅客機のエンジンに吸い込まれた地上職員、自殺と断定

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テキサスのサンアントニオ国際空港で23日夜、地上職員が旅客機のエンジンに巻き込まれ、死亡する事故が起きた。地元検視局は26日、男性の死因を自殺と断定した。

国家運輸安全委員会(NTSB)によると、事故が起きたのは午後10時30分ごろ。空港に着陸したロサンゼルス発のデルタ1111便が、地上を走行していたところ、男性がエンジンに「吸い込まれた」という。

27歳の男性は、鋭器損傷により死亡した。地元テレビ局によると、検視局は「自殺の兆候があった」と語っている。

NTSBは、報告を受け「飛行機や空港に、運営に関する安全上の問題はなかった」として、調査を停止したことを明らかにした。

昨年12月31日には、アラバマ州にあるモンゴメリー地域空港でゲートに駐機していた旅客機のエンジンに、地上職員の女性が巻き込まれ死亡する事故があった。

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ニューヨークポスト紙によると、アメリカン航空の子会社ピードモント航空は、この事故を巡り、安全違反の責任を問われ、15,625ドルの罰金の支払いを命じられている。