爆発的ヒットを記録したイギリスの90年代カルト映画「トレインスポッティグ（Trainspotting）」 。オリジナル作品の公開より21年を経て、待望の続編「T2 Trainspotting」が、3月17日（金）よりニューヨーク2館とロサンゼルス3館の限定シアターで公開がスタートしました。
米・映画業界系の情報サイトIndieWireによると、週末のボックスオフィスは$180,000。 劇場あたりのアベレージ（per theater average、以下PTA)は$36,000を記録。なお、1996年公開のオリジナル作品は、限定8シアターで公開がスタートし、オープニングの成績は$262,673（PTAは$32,834）となっています。
映画レビューサイトRotten Tomatoes(3/19/2017現在)では、批評家スコアが76%、オーディエンススコアは85%で、好評(Fresh)を獲得している他、IMDbでは7.7/10 （レビュー数21,286）で、平均以上のスコアをマーク。
こちらはimdbでレビューをした人のデータ
圧倒的に男性の数が多いのと、リアルタイムの世代（４０代前後）の他、意外にも18-29歳代の観客が多いのが特徴。
18日（土）のニューヨークの劇場には、ダニー・ボイル監督が登壇。続編の製作に至った経緯や、撮影中の出来事などについて語りました。上映終了後には、大きな拍手が起きるなど、観客の満足度も高い様子が伺えました。
公開より20年を経た後に作られた、大ヒット映画の続編という難易度の高い作品ですが、評判も上々。全米の一斉公開は3月31日にスタート。日本では4月8日に公開されます。
T2 Trainspotting (2017)
監督：ダニー・ボイル Danny Boyle
脚本:ジョン・ホッジ John Hodge
原作：アーヴィン・ウェルシュ Irvine Welsh
出演:ユアン・マクレガー Ewan McGregor
ロバート・カーライル Robert Carlyle
ユエン・ブレムナー Ewen Bremner
ジョニー・リー・ミラー Jonny Lee Miller他
米国公式サイト
www.t2trainspottingmovie.com
あらすじ
大金を手にした後、オランダのアムステルダムに逃亡。そこで仕事を見つけ、結婚していたマーク・レントン。ジムで運動の最中に心臓発作を起こし、スコットランドのエディンバラに戻ることに。そこでかつての親友たち（スパッド、シックボーイ）を探しに向かう。
スパッドは、今もヘロイン中毒に苦しんでおり、金髪ヘアーのサイモン（シックボーイ）は、パブで働く傍ら、ブラックメール（リベンジポルノ）の裏仕事でお金を稼いでいた。ベグビーは囚人となっており、その暴力的ともいえる気性の荒さが災いし、仮釈放を認められないでいた。
20年を経て中年の風貌となった彼らの姿、変わらない中味。オリジナル作品のフラッシュバックを多用しながら、Iggy Pop やThe Clashから、エジンバラ出身のヒップホップグループ、Young Fathers、Wolf Aliceなど新旧アーティストの楽曲とともに、軽快にストーリが展開していく。
US版トレーラー
日本版トレーラー
US版ポスター
