米最高裁 中米からの難民申請を制限する新規則を認める

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米連邦最高裁判所は11日、トランプ政権に対し、中央アメリカからの難民申請を制限する新規則の施行を一時的に認めると判断した

7人の判事のうち5人が賛成に回った。リベラル派のルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)判事とソニア・ソトマイヨール(Sonia Sotomayor)判事の2人が反対した。

トランプ政権は7月中旬、経由国で難民保護を申請しなかった場合、一部の例外を除いて、米国はその申請を拒否できる新規則を発表した。同規則について、サンフランシスコ連邦地裁のジョン・タイガー(Jon Tigar)判事は差し止め判決を下しており、合憲性について審理中となっている。

審理中における規則の施行が認められたことで、グアテマラやホンジュラス、エルサルバドルなど中央アメリカからの移民に影響が及ぶ。ニューヨークタイムズによると、今年の会計年度のみで、3国から流入した移民のうち419,831人が南部国境で拘束された。一方、メキシコからの移民で拘束されたのは、4,312人となっている。

アジアやアフリカ、南アメリカ出身者も通過国での難民申請が必要となる。米国に隣接するメキシコからの難民申請は従来通りとなる。他国で申請が却下されたり、ヒューマントラフィックの被害者に対しては、米国での申請が認められる。

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ソトマイヨール判事は反対意見で、今回の判決は、米国のこれまでの難民政策を大きく転換させるものだと批判した。
政府は、多くの人が合格する最初の難民審査と、大半の人々が却下される最終結果とのギャップを解消したいとしている。

トランプ大統領はツイッターで、「国境の難民に対する最高裁判所の大きな勝利だ。」と称賛を述べたた。

一方、米自由人権協会(ALCC)のリー・グラント(Lee Gelernt)弁護士は「これは一時的な措置だ。何千もの家族の命が危険にさらされている。最終的には、われわれが勝利を手にする。」と述べた。