米同時多発テロ事件「追悼の光」今年は中止に。新型コロナで

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米同時多発テロ事件の犠牲者をしのぶ光のインスタレーション「追悼の光」(The Tribute in Light)は、新型コロナウイルスの影響で、今年は見送られることとなった。9/11メモリアル&ミュージアムが発表した。

今年は、2011年9月11日のテロ攻撃から19年目を迎える。追悼の光は、事件発生から半年後の2002年3月11日に初めて点灯した。その後は毎年9月11日に実施されてきた。

広報担当者は「非常に難しい決断だった」としつつ、ライト設置には数多くのスタッフが必要なことから、「健康上のリスクが大きすぎる」と中止理由を述べた。代わりに、市内の建物をブルーで照らす新たなライトアップ計画「Tribute in Lights」を実施すると発表している。

今年は、遺族が犠牲者の名前を読み上げるグラウンド・ゼロでの式典も、中止が発表されている。