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エンデミックで爆上げ?家賃50%上昇 NY市

パンデミックの次にやってきたのは住宅危機だった?ニューヨーク市では、2ベッドルームの家賃の中央値が、2020年12月から2021年12月にかけて、49.9%上昇。全米で最も値上がりしたことがわかった

Realtor.comによると、50の大都市圏で19.3%上昇しており、全米で上昇傾向にある。労働局の発表では、家賃は0.5%上昇し、過去20年間で最高の増加率を記録した。

なお、ワンベッドルームの中央値の上昇率が最も高かったのは、アリゾナ州ギルバート(+108.5%)だった。続いて、カリフォルニア州ロングビーチ(+55.7%)、カリフォルニア州ハンティントンビーチ (+49.2%)ニュージャージー州ジャージーシティ(+46.6%)、テキサス州オースティン(+45.1%)の順となった。2ベッドルームでは、ニューヨーク市に次ぎ、カリフォルニア州フレズノ(+44.3%)や、イリノイ州オーロラ(+41.2%)、ユタ州ソルトレイクシティ(+40.3%)、フロリダ州セントピーターズバーグ(+39.5%)の都市が上がっている。

専門家は、上昇の背景に、全国的な住宅不足や空室率の減少、パンデミック後に実家に戻っていた若者の「繰延需要」などを挙げた。

ハーバード大学住宅研究合同センターのWhitney Airgood-Obryckis氏は、経済が再開し、若者が引っ越しを始めたことで「家賃は本格的に急上昇した」と説明している。

なお、米国国勢調査局では、2021年の第4四半期の賃貸空室率は5.6%に低下し、1984年以来最低を記録している。

オンラインの不動産サービス企業Zumperは、家賃の上昇は今年いっぱい継続すると予測している。

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