ヘンリー王子、心の傷を癒すため「アヤワスカ」使用していた

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ヘンリー王子は英紙テレグラフのインタビューで、母ダイアナ妃を失ったトラウマを癒すため、幻覚作用のある飲料を飲んだ経験を明かした。

ダイアナ妃は1997年、ヘンリー王子が12歳の時、パリで自動車事故で死亡した。

ヘンリー王子はダイアナ妃の他界後、母親を想って泣くことができない自分に、罪悪感を感じていたという。インタビューで「母は自分を泣かせたかったに違いないという考えに直面し」、「泣くことが、彼女がいないことを寂しく思っていることを証明する唯一の方法」と思い込んでいたと語った。

この考えが変わったのは、(幻覚作用を伴う)「アヤワスカ」を飲んだ時だったという。口にした際「ワオ!これは泣くことではない。ダイアナは私に幸せになって欲しいのだ」と感じるようになったと、心の変化を説明。「胸のつかえは、泣くことが必要なのではなく、彼女が去ったことを受け入れることだった。彼女は私が幸せになることを望んでおり、私の人生にずっと存在していることに気が付いた」と振り返った。

アヤワスカは、アマゾンに自生する植物を煮出して作られるお茶のような飲料。AFPによると、薬物依存やうつ病、心的外傷を克服するために頼る人々がおり、スティングやポール・サイモン、リンジー・ローハンらハリウッド・セレブや、シリコンバレーの間でも支持者が増えつつあると伝えている。

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ウィル・スミスも昨年発売された自伝「Willl」で、2011年に現在の妻ジェイダと別れた際、複数回にわたってアヤワスカを使用したことを明かしている。

最初にセラピーを受けることを提案したのは、兄のウィリアム皇太子だったという。ただし、当の本人は体験しなかったことで、兄弟の隔たりに繋がったとも話した。ヘンリー王子はインタビューで「ウィリアムは、それを必要ないとして反対しているが、彼も同じ有効性を感じることができるといいのに」と語った。

なお、8日に行われたCBSのインタビューで、ヘンリー王子は、大人になるまで、いつかダイアナ妃が突然姿を現すのではないかと、長い間、死を受け入れられなかったと明かしている。