警官が撃たれ死亡 NY市で発砲相次ぐ

NYPD crime
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マンハッタンのハーレムで21日、家庭内暴力の通報を受け、対応にあたった警察官が銃撃を受け、1人が死亡、1人が負傷する事件があった。

死亡したのは、ジェイソン・リベラ(Jason Rivera)氏 (22)。2020年にニューヨーク市警察に採用されたばかりだった。2018年にNYPDに加わったウィルバート・モラ(Wilbert Mora)氏(27)は重体となっている。

午後6時半ごろ、息子と喧嘩になった母親から通報があった。母親は訪れた3人の警察官に、けが人や武器はないと伝えた。2人の警察官が、廊下の奥にある寝室に近づいた際、ドアが突然開き、男が発砲した。2人を撃ったあと、逃走を試みたが、もう1人の警察官によって頭と腕を撃たれた。

発砲したのは、ラショーン・マクニール(Lashawn McNeil)容疑者(47)。息子と見られている。現在重体で、病院で治療を受けている。武器の不法所持など、過去5回の逮捕歴があった。

犯行に使用されたのは、容量40発の弾倉を搭載した「グロック45」で、2017年にバルチモアで盗まれた銃だった。

ニューヨーク市では今年に入り、5人の警察官が銃で撃たれる事件が起きた。18日ブロンクスでは、少年が発砲し、警察官が負傷。20日にはスタテンアイランドで、薬物の家宅捜索中、刑事が足を撃たれた。

市民の犠牲者も相次いでいる。イーストハーレムでは、バーガーキングで19歳の従業員が、元従業員の男に射殺される事件があった。ブロンクスでは19日、母親といた生後11カ月の女児が、顔に流れ弾を受け、負傷した。

アダムス氏はハーレム病院で、警察本部長や市政監督官らと記者会見を行い、「3人の勇敢な警察官に対する攻撃だけでなく、ニューヨーク、子供たちや家族に対する攻撃だ」と非難。警官や地域指導者らに「これは殺人者に立ち向かうわれわれの街だ」と団結を求めた。

さらに、ニューヨークで「銃は製造されていない」にも関わらず、街は銃で溢れていると述べ、連邦政府への協力を求めたほか、病院に集まった警察官らに「この瞬間がどんなに辛いものであろうと、この街にいる人々を見限ってならなない。SNSは、君たちが守っている人ではない」と鼓舞した。