「片付けの女王」こんまりNetflix配信スタート、海外の反応は?

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世界で最も有名な片付けコンサルタント、”こんまり”こと近藤 麻理恵さんのNetflixオリジナル番組「Tidying Up With Marie Kondo」シーズン1が1日より配信スタートした。

こんまりさんは、「人生がときめく片づけの魔法」の英訳本「The Life-Changing Magic of Tidying up」(2014年)が、ニューヨークタイムズのベストセラーとなり、タイム誌の世界で最も影響のある100人(Time 100)に選出されるなど、米国でも一躍有名人となった。

タイムズによると、現在もベストセラーで、40カ国以上に訳され、850万部を売り上げているという。2020年にはライス大学のスコット・ソネンシェイン(Scott Sonenshein)教授との共著「Joy at Work: The Career-Changing Magic of Tidying Up」の出版が予定されている。一部報道によると、出版権を獲得した英国の出版社 Little, Brown Spark社が支払う権利費用は7桁(日本円で億単位)になるという。

シーズン1は8話からなり、エピソードごとに異なる家庭をこんまりさんが訪問し、お片づけを指南する。こんまりさんの教えるノウハウや片付けの成果を紹介しつつ、整理によって、夫婦や家族が絆を見直したり、新たな人生のスタートを迎えることができるハートフルな内容となっている。
配信開始後まもなくSNSには多くのコメントが寄せられ、作品の反響の大きさが伺える。

本の片付けに賛否両論

番組では「ときめき」を基準に、残すものと捨てるものを選ぶようアドバイスを受けた家族が、衣類や小物を仕分けしていくが、第5話でフォーカスした本の仕分けに関しては、一家言ある人が多いようだ。賛否の声が多く寄せられ、SNSで話題となっている。

「本がときめきを与えるべきっていう下りは馬鹿げているわ。これまで何百回といってきたけど、文学は心地よさやなぐさめのためだけに存在するものではない。私たちの心をかき乱して、不安にさせるものよ。人生は不安に満ちたものよ。

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ヴァニティフェアのライター Joanna Robinsonさん

「私は本の力を理解していない人は信用しないわ」