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グレタさんらが出演、メーガン妃とヘンリー王子の新番組に早くも批判

Netflixは19日、ヘンリー王子とメーガン妃がエグゼクティブ・プロデューサーを務める新番組「Live to Lead」の予告編を公開した。王室専門家からは、夫妻の立場や意図を巡って、批判的な声が上がっている。

作品は7話で構成され、今月31日から配信をスタートする。故ルース・ベイダー・ギンズバーグ米連邦最高裁判事や、環境活動家のグレタ・トゥーンベリ氏、フェミニズム運動の活動家グロリア・スタイネム氏、人権弁護士のブライアン・スティーブンソン氏、ニュージーランドのジャシンダ・アーデン首相、南アフリカ憲法裁判所の元判事アルビー・サックス氏、ラグビー南アフリカ代表初の黒人主将シヤ・コリシ氏など、社会の改革に向けてリーダーシップを発揮した人々に焦点があてられる。

英国王室専門のポッドキャスト「To Di For Daily」のホスト、キンジー・スコフィールド氏はFox Newsのインタビューに、夫妻がわれわれにリーダーシップについて語ることは、「レイチェル・ドレザル(黒人と偽ったと非難されている全米黒人地位向上協会の元支部)から「正直さについて、教えてもらうようなもの」だと述べ、説得力がないと指摘。「極めて退屈に聞こえる」と一蹴した。

番組に、故エリザベス女王が取り上げられなかったことに「驚きはしない」と述べつつ、夫妻が「慈善活動で有名となった人々と、自分たちを同列に並べたいか、彼らと関わりを持ちたいだけだ」と主張。「ヘンリーは彼のDNAによって、このプラットフォームを与えられ、メーガンは夫のDNAによってこの機会を与えられている」と述べ、自らムーブメントを作り出したグレタさんや、故ネルソン・マンデラ氏と「格が違う」と批判した。夫妻が「称号に固執し、コンテンツを作成」するのは、「エリートサークルに入り込むため」だとも語った。

ちなみに、ヘンリー王子は番組制作のきっかけについて「ネルソン・マンデラにインスパイアされた」と語っている。フィールド氏は、マンデラ氏と故ダイアナ妃は「非常に親しい間柄だった」とした上で、夫妻は「ダイアナのストーリーとレガシーを、完全に乗っ取った」と非難。ウィリアム皇太子を苛立たせるだけだと加えた。

Netflixの「賢明な」戦略

新たな番組の予告編が公開されたことで、Netflixと夫妻の制作契約は、ドキュメンタリー番組「ヘンリー&メーガン」だけではなかったことが判明した。王室専門家シャノン・フェルトン・スペンス氏は、Netflixが先にドキュメンタリーを公開したのは「賢い」選択だと語った。

Netflixは同番組だけが「唯一の保証された大ヒット」であることを分かっていたため先に配信したと主張。「これは契約の一部だと確信している」とし、「ついに彼らが”感動的”だと言ってきたコンテンツが視聴できる」と皮肉を加えた。

スペンス氏は、王室の話を売って「現金を手に入れた」夫妻の番組が成功するかは不明と語っている。

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