バイデン氏の支持率過去最低で、米世論調査アナリストが「撤退」議論呼びかけ

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支持率の低迷が続くバイデン大統領。世論調査専門家は大統領選からの撤退を検討すべきとの考えを示している。

世論調査分析サイトFiveThirtyEightの創設者ネイト・シルバー氏は10日、バイデン氏の支持率が過去最低の37.4%に低下したと最新の分析データをXに投稿した。

シルバー氏は「撤退は大きなリスクを伴う」としながらも、「あるしきい値を下回ると、出馬し続けることでより大きなリスクが生じる」と説明。「われわれはもうそこに行き着いたのだろうか。それを尋ねることは適正だろう」と、撤退議論を促した。

一連の投稿では、バイデン氏が7ポイント差で敗退する可能性があるとしたほか、「もしバイデン氏が1年前に再選を目指さないと決断していたら民主党にとってよりよい結果になっていたことは明らかだ」と主張。「予備選のようなものが実施され、国中の多くの人気ある民主党員の間で、有権者に発言の機会を与えることができた」と加えた。

シルバー氏は2月にも、バイデン氏は健康不安説を払拭できない場合、撤退すべきと苦言を呈していた。

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民主党の代替候補は?

フォーブス誌の編集主幹スティーブ・フォーブス氏はYouTubeに投稿した解説で、一般教書演説のパフォーマンスが良かったことで一時的に停滞していたバイデン氏の撤退の観測が再浮上しているとした上で、民主党が新たな候補者を擁立するシナリオについて語った。

フォーブス氏は、バイデン氏が6月27日にアトランタで開催される討論会を乗り切れたとしても、公共の場に出る機会や私的な会合は減り続け、有権者の不安は深まるだろうと指摘。支持者らは「バイデン氏への投票はカマラ・ハリス氏への投票であり、遅かれ早かれ彼女が大統領執務室に座ることになると知っているからだ」と加えた。

一方、バイデン氏は大統領職を辞さなくとも、選挙運動を辞めるだろうと予測。その後、党指導者らの間で「候補者選出の画策に向けた熾烈な会議」が続くと語った。

新候補者について、現在の最有力はカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事だが、民主党の指導者らは「経歴が攻撃されやすすぎると結論づけるだろう」と主張。「その代わりによりクリーンな経歴を持つ無名の候補者を選ぶ」とした上で、ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事、メリーランド州のウェス・ムーア知事、コロラド州のジャレッド・ポリス知事の名を挙げた。