虐待の可能性
ヒューストン警察と共に、親子と面会した地元のアクティビスト、クアネル X氏は5日、会見を開き、ルディさんは8年間、自宅に閉じ込められ、母親から虐待を受けていた可能性があると発表した。
同氏によると、母親は、失踪後に帰宅したルディさんに、「トラブルに巻き込まれ、警察に捕まる可能性」があると脅し、「家の中に隠れ続けるよう」命令したという。収監されると信じ込まされていたルディさんは、母親の元から逃げることができなかった。
母親は、ルディさんを裸でベッドに眠らせ、「夫の役割を演じ、夫となって欲しいと頼んだ」という。クアネル氏は、母親がルディさんのシャワーを浴びる姿を覗き見したり、入浴させたりするなど、「彼のパーソナル・スペース」を超えたと説明。何年にもわたり、「マッシュルーム」など幻覚作用のある薬を与えたほか、鍵をかけた部屋に閉じ込めたこともあったと述べた。
面談した際、ルディさんは「奴隷のように生きるのに嫌気がさした」と述べ、人生を取り戻すため、家から抜け出したと明かしたという。
クアネル氏は、「彼の話を聞いて、涙をこらえることができなかった」と言葉を詰まらせ、「どのような子供もそのような扱いを受けるべきではない」「このような話は聞いたことがない。恥ずべきだ」と母親を非難した。
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今回の事件に関連し、現時点で容疑者は発表されていない。