NY地下鉄「対話型シート」車両が引退、川崎車両の新型導入へ

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ニューヨークの地下鉄を運営する都市交通局(MTA)は、古い車両でよく見かける、L字型に配置されたオレンジと黄色のシートを廃止し、2028年までに”未来型”車両に置き換える計画だという。Gothemistが伝えた。

ニューヨークの地下鉄を利用すると時折遭遇するのが、オレンジと黄色の個別のシートが壁に沿って3つ、進行方向(または逆)を向いて2つ、ペアになってL字を作るように配置された車両。1970年代に初めて導入され、壁沿いと進行方向むきとに分かれて座ると顔を見て会話がしやすいことから、「Conversational Seat」(対話型座席)として長きにわたって親しまれてきた。現在B、D、N、Qラインの4路線でこのシート配置の車両が運行している。

これらの車両は老朽化が激しく、故障する割合が新しい車両の倍にのぼるという。新車両への置き換えは、予算17億ドル規模の近代化計画の一環。

MTAは10月、”未来型”の車両「R211」を追加で640台(合計1,175台)注文することを決定した。

R211は、川崎車両の米国現地法人Kawasaki Rail Car, Inc.が製造する新型車両。固定座席および折り畳み座席が両側に向かい合うように配置され、車両の端には座席なしのスペースが設けられる。ドアの開閉幅は147cmと、既存の車両より20cm広い設計で、乗降時間を早め、列車の停車時間の短縮につなげる。車内には、監視カメラと運行状況や駅を表示するデジタルディスプレーも設置されるという。

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R-211 MTA Press Release
R-211 MTA Press Release