テキサス州ヒューストンで1日、人気ヒップホップグループMigos（ミゴス）のメンバー、Takeoff（テイクオフ）が銃で撃たれ死亡した。28歳だった。
TMZによると、テイクオフ（本名、Kirshnik Khari Ball）はこの日、ダウンタウンにあるボーリング場「810 Billiards & Bowling」で開催されたプライベートパーティを訪れていた。ダイスゲームの最中に起きた口論が、銃撃に発展。テイクオフは頭部、またはその付近を撃たれたという。
午後2時30分ごろ、通報を受けた警察官が駆けつけたところ、中には40人から50人がいた。フロアには銃撃を受けた男性が横たわっており、その場で死亡が確認された。
事件現場には、Migosのメンバーで叔父のQuavo（クエヴォ）もいたが、けがはなかったと伝えられている。TMZが入手した動画では、クエヴォが倒れたテイクオフの脇で、救助を求めて叫ぶ様子が撮影されているという。テイクオフのほかに、2人が銃で撃たれ、病院に搬送された。
テイクオフは死亡する数時間前、ボーリング場で撮影したセルフィーをインスタグラムに投稿していた。この日は、Jas Princeの誕生日パーティが行われていたという。
前日に新曲を発表
Migosは3人グループで、テイクオフが2008年、叔父のクエヴォと従兄弟のオフセットと共に結成した。2013年にリリースした「Versace」が大ヒットし、後にドレイクがリミックスした。2017年のアルバム「Culture」は翌年、グラミーのベストラップアルバム部門にノミネートされた。
ラッパーのカーディ・Bと結婚したオフセット（Offset）はMigosを脱退し、テイクオフとクエヴォは「Unc & Phew」として新たなデュオを再結成していたと伝えられている。2人は昨日、新曲「Messy」をリリースしたところだった。