イチゴを虫が這い回る SNS動画に悲鳴

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「もう食べられない」。ツイッターに投稿されたイチゴの動画にそんなコメントが寄せられ、話題になっている。

@AKBrewsは28日、「顕微鏡で覗くイチゴの映像で、今日を台無しにしてごめん」と断りを入れた上で、レンズ越しに見えるイチゴの表面の動画を投稿した

映像には、複数のダニのような生物が這い回る様子が撮影されている。

この動画に、「大好きだったけど、もう食べられないかもしれない」「もう二度と食べたくなくなった」とイチゴとの別れを示唆する声や、「洗わないで食べたのを思い出して泣きそうだ」「今まで何十万個と食べてきたが、洗わずに食べたことは数え切れないほどある。🤮🤮🤮」といったコメントが寄せられた。

一方で、「イチゴがすばらしいプロテインの源だったなんて知らなかった」「より一層おいしくしてくれてるんだ」など、前向きなコメントも投稿されている。

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また、あるユーザーは「動画は改変されている。複眼顕微鏡の下に置かれたイチゴのスライスが、実体顕微鏡の画像で再生されている」と、動画の真正性に疑問を呈し、他のユーザーらに注意を促している。

こうした動画は、SNSでたびたび拡散され話題になっている。2020年には、塩水につけたイチゴから虫が這い出してくるTikTok動画がバイラルになった。

食べても無害

映像で見るとショッキングだが、専門家によると、フルーツに小さな虫がいるのは通常のことで、食べても害はない。

コーネル大学で教鞭をとる昆虫学者のグレッグ・ローブ教授は以前、CNNのインタビューに「新鮮な野菜を食べるのは、虫を食べているということ。少しだけタンパク質が増えただけ」と冗談めかしつつ、「本当のポイントは、果物に生物がいることであり、たとえそれが不快にさせるとしても、間違いなく危害を加えることはない。その虫を食べても病気になることはない」と説明。安全に食べる方法については水で洗えば十分だとし、そうすれば、口に入れる頃には、摂取する虫は気づかないような小さなものだけになっているだろう、と語った。