メラニア夫人が夫のランニングメイトに相応しいと考える人物とは

33

アイオワ州の党員集会まで約1ヶ月と迫った。世論調査の支持率で独走を続けるトランプ氏が予備選を勝ち抜いた場合、ランニングメイトに誰を選ぶかをめぐって様々な憶測が流れている。

そうしたなか、Axiosは7日、関係者の話として、メラニア夫人がFOXニュースの元司会、タッカー・カールソンを副大統領候補として支持していると報じた。

FOXニュースが高視聴率を稼ぐ看板司会と袂を分かったのは今年4月。理由は明らかにしなかったが、ジャーナリストのチャドウィック・ムーアは、8月に発売した「タッカー」の中で、FOXと米投票システム大手ドミニオン・ボーティング・システムとの和解条件の一部だったとカールソン氏が語ったと明かしている。

解雇の発表があったのは、名誉毀損訴訟でドミニオンと和解が成立した数日後のことだった。FOXは同社に7億8750万ドル(約1060億円)の和解金を支払うことに同意した。

メラニア夫人は、カールソン氏ならばステージ上で夫を力強く”拡大する”ことに寄与するだろうと考えているという。

Advertisement

ただし、関係者の中には、トランプ氏が自分よりも”輝く”可能性のあるカールソン氏を選ぶはずはないだろうといった懐疑的な見方もあるという。

トランプ氏は、副大統領候補について友人らと率直に話をしているといい、その中には前回の中間選挙でエンドースし、上院選に勝利したJ.D.バンス上院議員(オハイオ)、トランプ政権の元報道官で現アーカンソー州知事のサラ・ハッカビー・サンダース氏、昨年のアリゾナ州知事選で敗北したがMAGAの新たな顔として注目を浴びたケリ・レイク氏、サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事が検討の俎上に上がっているという。

さらに、トランプ氏の選挙活動に同行するなどしているバイロン・ドナルズ下院議員(フロリダ)が副大統領になりたいと考えているほか、トランプ氏の熱烈な支持者マージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア)の名前も挙がっている。

共和党の中には、こうした強力なトランプ派以外を推す声もある。ケビン・マッカーシー前下院議長(カリフォルニア)は、トランプ氏の対抗馬で最近支持率を上げているニッキー・ヘイリー氏をランニングメイトに据えて無党派層の取り込みを狙うべきとの考えを示している。