ロードレイジ、男が妊婦に工具で暴行

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ニューヨーク市で、26歳の妊婦が、あおり運転をしてきた男にドライバーで頭部を殴られ、負傷する事件があった。男は逃走を続けており、ニューヨーク市警察が行方を追っている。

事件があったのは先月6日午後5時半ごろ、ブロンクスのフォーダムハイツ付近。公開された監視カメラの映像には、道路の中央で、白のTシャツを着た男が女性に詰め寄った後、腕を振り上げ、繰り返し暴行を加える姿が撮影されている。周囲の人が止めに入った後、男は車に戻り、逃走した。

NBCニューヨークによると、被害者の名はエストレラ・グズマンさん。グズマンさんは、男が車で後をつけ、後ろからぶつかろうとするなど、あおり運転をしてきたと語っている。逃げようとしたが、行手を阻まれたため、男に警告しようと車を降りた。すると、男が車を出て、ドライバーで襲いかかってきたという。

グズマンさんは、男は頸部を狙い「本気で殺そうとした」と説明。家族のことが頭に浮かび「7歳の息子のため、家に帰らなければならない。ここで死ぬわけにはいかない」と、男の目を引っ掻くなど抵抗したが、男はさらに逆上したという。

グズマンさんは、頭部に深い切り傷を負い、病院で手当てを受けた。この時、妊娠していることが発覚した。しかしながら暴行を受けたトラウマやストレスが原因となり、2週間後に流産したという。

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