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ミリオン確実なのに?トランプ前大統領の回顧録に大手出版社が手を挙げない事情

新刊本の執筆に取り組んでいるというトランプ前大統領だが、大手出版社は契約に慎重姿勢のようだ。

トランプ氏は先週金曜日、声明で「もっともありそうにない2つの出版社」からの契約を断ったと発表。一方で「狂ったように執筆しており、時が来れば本の中の本を目にすることになるだろう」と述べた。

元大統領の回顧録となればヒットが約束されたようなもの。昨年11月に発売されたオバマ氏の「A Promised Land 第1巻」の販売部数はひと月で300万部を突破した。2010年のジョージ・W・ブッシュの「Decision Points」もニューヨークタイムズのベストセラー入りを果たし、発売から2カ月足らずで200万部を売り上げた。

出版権をめぐる激しい獲得競争がありそうなものだが、ポリティコの調査によると「ビッグ5」と呼ばれる大手出版社の編集者はいずれも、トランプ氏がオファーを受けたという話を知らないと答え、それどころか、トランプ氏のプロジェクトに触れないつもりだと話したという。

出版社が後ろ向きな理由について、業界関係者は内容の正確性の問題を指摘。「事実的に正確な本になることは難しいだろう」と述べ「選挙に負けたことさえ認めることができないのに、どうやって出版しろというのだろうか」と話した。

ラムズフェルド元国防長官の首席補佐官を務め、同氏の回顧録の監修に加わったキース・アーバーン氏は、トランプ氏の回顧録を獲得した編集者は「ファクトチェックの悪夢」に加えて、「他の著者たちの大量離脱、スタッフの蜂起」に直面するだろうと問題を予告した。

トランプ氏が2社からオファーを受けたという話は「信用できない」と述べる別の業界関係者は「彼は大統領に出る前にたくさんの出版社をだましてきており、ビッグ5のどれも彼とは仕事をしないだろう」と話した。

なおトランプ氏が突然本の契約話を切り出したのには理由があるようで、ニューヨークタイムズのワシントン担当記者、マギー・ハバーマン氏はSNSで、トランプ氏の声明に「ペンス氏の本の契約が気に障っていたと言われている」と解説を加えた。ペンス前副大統領は4月に、ビッグ5の一つであるサイモン&シュスターと億単位の契約を締結したと報じられている

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