NYタイムズスクエア カウントダウン カショギ氏編集者らジャーナリストが特別ゲスト – 「報道の自由」訴え

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タイムズ・スクエア・アライアンスは29日、大晦日のカウントダウンイベントに、スペシャルゲストとして、ジャーナリスト11名が参加することを発表した。

ゲストには、イスタンブールのサウジアラビア領事館内で殺害された、ジャーナリストのジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏が寄稿していたワシントンポストのグローバル・オピニオン欄の編集者、カレン・アティア氏(Karen Attiah)、NBCナイトリーニュースのアンカー、レスター・ホルト氏(Lester Holt)をはじめ、ニューヨークタイムズ、ウォール・ストリートジャーナル、CNN、FOXニュースなどの記者や編集者が名を連ねる。さらに、ドゥテルテ比大統領から圧力を受けるフィリピンのニュースサイト「ラップラー」を運営するジャーナリスト、マリア・レッサ氏、ニューヨークが拠点のNPO団体「Committee to Protect Journalists」が招待された。

今年はこれらの特別ゲストによって、イベントのハイライトであるボール・ドロップの開始ボタンが押される。

イベントを運営するタイムズ・スクエア・アライアンス(Times Square Alliance)代表のティム・トンプキンス(Tim Tompkins)氏は「新年を迎えるにあたり、これら著名なメディアとジャーナリストとともに”報道の自由を称える”ことができ、大変光栄です。」と述べ、「我々が過去行なってきたことや社会が最も大切にするものが何かを顧みると、世界でもっとも有名な広場で、報道の自由と言論の自由を讃えるのがふさわしい」と語った。

サウジ国籍のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏は、10月2日にイスタンブールにあるサウジ領事館を訪問した際、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子のボディー・ガードらによって殺害された。遺体は切断され持ち出されたと報じられている。カショギ氏は、サウジの体制に批判的なコラムをワシントンポストに寄稿していた。CIAは捜査の結果、殺害が皇太子の指示によるものと断定。しかし、サウジ政府は複数の政府高官を解雇したほか、殺害に関わった人物の身柄を拘束、数名に死刑を求める意向を明らかにしたが、皇太子の関与については否定を続けている。

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カショギ氏は今年、「ラップラー」のマリア・レッサ氏とともに米タイム誌の「パーソンオブザイヤー」に選出された。故人が選ばれるのは初めてのことだという。