ケビン・マッカーシー トランプ支持を表明、入閣も希望

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史上初めて任期途中で下院議長の座を降ろされたケビン・マッカーシー議員(共和党 カリフォルニア)は、次期大統領選でトランプ氏を支持することを表明した。

マッカーシー氏は今月末で議員を辞任する計画を明らかにしている。

CBSニュースのインタビューで、マッカーシー氏は、トランプ氏が予備選で共和党の指名を獲得すると予測。バイデン氏との戦いになればトランプ氏が勝利し、共和党が両院で多数派を握ると信じていると語った。

トランプ氏を支持するかと聞かれると「はい」と即答。エンドースするのかと念を押されると「トランプ大統領を支持する」と答えた。

さらに「私が最も適した人材であるならば」トランプ政権に閣僚として仕えたいと語った。トランプ氏とは「互いに正直な関係にある」と加えた。

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トランプ勝利なら閣僚候補は?

Axiosは7日、情報筋の話として、トランプ氏が勝利したならば、重要ポストはスティーブン・ミラー元大統領補佐官、J.D.バンス上院議員(オハイオ)、カッシュ・パテル元国防総省職員、スティーブ・バノン元大統領首席戦略官といった「批判者を罰して非信者を粛清する熱意、問題視される法的・軍事的行動を取るという熱意を共有する忠誠の高い者」になる可能性があると報じた。

重要ポストだけでなく、水面下で「政府のあらゆるレベルで権力を集中させ拡大するという前例のない作戦」が進んでおり、「事前審査をクリアした最大で5万4,000人の親トランプ軍」を配置するために数千万ドルが費やされているという。

前回のトランプ政権では、ジョン・ケリー氏やジェームズ・マティス氏といった従来の共和党員が要職や閣僚に含まれたが、次は全員が忠誠者でトランプ氏を制約しない者達になる見込みだという。

メディアも標的に

今週、スティーブ・バノン氏のポッドキャストに出演したカッシュ・パテル氏は、2020年大統領選で「アメリカ国民に嘘をついて、バイデン氏の不正操作を助けたメディア関係者を追及するつもりだ」と警告した。これにバノン氏は「単なるレトリックではない。我々は死ぬほど真剣だ」と加え、「共和制国家を維持しながら、ディープステートがこの国にやったことを許すわけにはいかない」と語った。