アカデミー賞でマスク着用の女優、「政治的」とバッシングを受けていた

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アカデミー賞ノミネート女優のジェシカ・チャステイン(46)が、今年開催のゴールデングローブ賞やアカデミー賞授賞式のレッドカーペットでマスクを着用したことで、厳しい非難にさらされたという。ハリウッドレポーター主催のトニー賞候補者ラウンドテーブルのインタビューで明らかにした

チャステインは、主演を務めたブロードウェイミュージカル「人形の家」で、第76回トニー賞演劇部門の主演女優賞にノミネートされている。

舞台の上演中、毎日新型コロナウイルスの検査を受け、陽性が判明した場合は、1週間休演する必要があったと説明。「(感染することは)とても無責任だと感じた」とレッドカーペットでのマスク着用の理由を語った。予防策をとったおかげで「私は感染せず、休演することもなかった」と述べた。

授賞式でマスクをつけたことを、多くの人々が「政治的な声明」だとみなしたという。全米映画俳優組合賞やアカデミー賞では、周囲から「何してるの?」というような反応を受けたと語った。一方で、理解を示してくれる人もおり、楽屋口で「私はブロードウェイに出演中」と書かれたマスクを渡してくれたという。

今年1月に開催されたゴールデン・グローブ賞の授賞式後、ジェイミー・リー・カーティスやコリン・ファレル、ミシェル・ファイファーなど多くの出席者の感染が伝えられた

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あるツイッターユーザーは授賞式の後、ドレスとコーディネートしたゴールドカラーのマスクを着用したチャスティンの写真を添え、「誰がゴールデングローブで感染しなかった知ってる」とツイート。チャステインもこれを引用し、「よかった」とマスクの絵文字を投稿した。