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富豪エプスタイン氏、自殺2日前にトラストと遺言書作成。財産は約600億円以上。

マンハッタンの拘置所で10日に自殺を図り死亡した富豪のジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)氏(66)が、死亡する2日前に遺言書を作成し、全財産をトラスト(信託)に移していたことが分かった。ニューヨークポストが報じた。

カリブ海のヴァージン諸島セント・トーマス島(St. Thomas)の裁判所に提出された書類によると、エプスタイン氏の財産は5億7,700万ドル(約615億円)以上あり、保釈請求の際、法廷で明らかにした金額よりも1,800万ドル(約19億円)多いことが分かった。

トラストの相続人に関する詳細は明らかとなっていないが、唯一可能性のあるエプスタイン氏の相続人は、兄弟のマーク・エプスタイン(Mark Epstein)氏のみとなる。

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21ページに及ぶ書類では、8日に署名された遺言のほか、死後5日目に発行された8月15日の死亡証明書が添えられており、「直接の原因については、さらなる調査により保留」とメモ書きがある。

エプスタイン氏の死をめぐっては15日、検視で首に複数の骨折が発見されたことが報道され、他殺説もささたかれた。
しかし16日、ニューヨーク市のバーバラ・サンプソン(Barbara Sampson)検視局長は、エプスタインの死因は「首吊り」で「自殺によるもの」と断定した

全財産はトラストへ移転

ヴァージン諸島には、エプスタイン氏が所有するリトル・セント・ジェームズ(Little St. James)島とグレート・セント・ジェームズ(Great St. James)がある。これらの島は、未成年への性犯罪で有罪判決を受けたエプスタイン氏に関連し、近年は”小児愛者島”や”乱行島”などと呼ばれていた。

エプスタイン氏は、プライバシー保護の観点から、生まれる前の年にちなんだ信託「1953トラスト」(The 1953 Trust)へと財産を預けていた。NYポスト紙によると、遺言書は定型に近い内容で「pour-over will」と記載されており、全ての財産はトラストに移される。

ある人物は、亡くなる数日前に作成されたのは珍しい事例とポスト紙に語っている。専門家は、ニューヨーク州の裁判所では内容が漏洩する可能性があり、秘密を保持するためにバージン諸島で提出した可能があるとしている。

また、メキシコの麻薬王「エルチャポ」こと、ホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)容疑者の弁護士、マリエル・コロン・ミロ(Mariel A. Colon Miro)氏が証人として立ち会ったことを示す署名がある。

5億7,700万ドルの内訳は?

裁判所書類では、エプスタイン氏の個人資産が合計5億7,700万ドル(約615億円)あり、5,654万7,773ドル(約60億円)の現金が含まれることが明らかとなった。
1億9,498万6,301ドルのヘッジファンドや、未公開株式投資、複数の物件が記されている。

保釈請求から新たに加えられた財産には、飛行機や自動車、船舶などの資産(18,551,700ドル)のほか、エプスタイン氏が自宅に所有するシャンデリアからぶら下がったマネキンや、人間サイズのチェスボード、自身が収監された姿を描いた絵画など奇妙なファインアート、アンティークの美術品などがあり、これらの所有物の金額は未確定(TBD)とされている。

エプスタイン氏が保有する財産は以下の通りとなっている。
・ニューヨークのアッパーイーストサイドの自宅:55,931,000ドル
・フロリダ州パームビーチの自宅:12,380,209ドル
・パリのレジデンス:8,672,823ドル
・ヴァージン諸島グレート・セント・ジェームズ島:22,498,600ドル
・ヴァージン諸島リトル・セント・ジェームズ島:63,874,223ドル

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