イバンカ夫妻 フロリダ「億万長者の島」に引越しか

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トランプ大統領の娘で、大統領補佐官を務めるイバンカ氏と夫のジャレッド・クシュナー氏が、ごくわずかな著名人が住むフロリダ州マイアミのプライベートアイランド、インディアンクリーク島(Indian Creek)に土地を購入したという。7日、Page Sixが伝えた。

2人が購入したとされるのは、往年の歌手、フリオ・イグレシアス(Julio Iglesias)が所有していた、面積約7450平方メートル、60メートルのウォーターフロント付きの土地で、3,180万ドル(約33億円)で売りに出されていた。固定資産税などの税金は1年あたり47万ドルあまりにのぼる。海に面した豪邸を建設すると見られ、購入手続きは17日に完了するという。

インディアンクリーク島は「億万長者の隠れ家」とも呼ばれる富裕層向けの島で、周囲を私設警官に守られている。住居数29世帯に対し13人の警備員が常駐し、その警備体制はフロリダ州で最も厳重と言われる。過去の居住者を含め、住人にはイグレシアス氏のほか、投資家のカール・アイカーン(Carl Icahn)氏、NFL、フィラデルフィア・イーグルスの元オーナー、ノーマン・ブラマン(Norman Braman)氏、マイアミ・ドルフィンズの元コーチ、ドン・シュラ(Don Shula)氏、モデルのアドリアナ・リマ(Adriana Lima)、シアーズの元CEOで投資家のエディー・ランパート(Eddie Lampert)氏、実業家のジェフ・ソファー氏(Jeff Soffer)ら、億万長者や著名人などが名を連ねる。

イバンカ夫妻はニューヨーク、マンハッタンのパークアベニューにアパートを所有しているが、4年前のトランプ大統領就任に合わせて首都ワシントンの高級住宅地、カロラマ地区に転居。チリ人の富豪、アンドロニコ・ルクシック氏の家族が所有する1月あたり1万5,000ドルの住宅に、3人の子供と暮らしている。

最近は、ホワイトハウスを離れた後の居住先として、フロリダ州マイアミやパームビーチを頻繁に訪れ、物件や土地の内見を行っていたという。また情報筋は、今年になって夫妻の友人らが相次いでニューヨークを離れ、フロリダやニューヨーク州郊外のハンプトンなどに移っていたと明かしている。

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インディアンクリーク島は、トランプ氏が所有するフロリダ州パームビーチの別荘「マール・ア・ラゴ」から1時間ほどと近く、マイアミにはクシュナー氏の弟のジョシュア氏と、妻でモデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss)が今年、第1子の誕生を前に2,200万ドルで購入した邸宅もある。

Page Sixによると、イバンカ夫妻は、ニューヨークの住居を売りに出す予定はなく、引き続き維持する。ニュージャージー州ベッドミンスターにトランプ大統領が所有する「トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ」のそばにもコテージを持っており、これを拡張する計画もあるという。