ヒラリー・クリントン 2020年大統領選出馬を否定

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ヒラリー・クリントン元国務長官は4日、ニューヨークのケーブルTVのインタビューで、2020年の大統領選に出馬をしない意向を初めて公にした。

クリントン氏は「私は出馬しない」と断言する一方、「信念のために立ち上がり、働き、発信し続ける」と語った。

「この国で起こっている問題は、自分にとってとても悩ましいことだ。我々は分裂してしまっているだけでなく、体験したことのないほど両陣営が対立している」と、懸念を述べた。

すでに複数の候補者と話しをしたといい、「いかにこの政権が現実的な問題や果たされない約束を多く抱えていたとしても、当たり前のことがあると思ってはいけない」とアドバイスしたことを明かした。

CNNによると、クリントン氏は先月、ワシントンD.Cの自宅で、すでに出馬を決めているエイミー・クロブシャー上院議員とジョー・バイデン前副大統領と会談の機会を持ったという。

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クリントン氏は、2008年の民主党大統領予備選では、接戦の末にオバマ氏に候補の座を譲った。2016年大統領選では、クリントン圧倒的有利の事前予想にも関わらず、政治未経験のトランプ氏に敗れた。

ニューヨーク州知事または市長選への出馬の可能性については、「ないと思うわ。でもニューヨークの暮らしは好きだし、8年にわたって上院議員を託され、州すべての人々のために仕事をする機会をくれたことに感謝している」と、政治の表舞台にはでない意向を述べた。