英国王戴冠式 ヘンリー王子とメーガン妃 未だ出欠の返事なし、王室の「頭痛の種」に

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チャールズ国王の戴冠式まで1カ月を切ったが、ヘンリー王子とメーガン妃はいまだに参加の可否を明らかにしていない。

式典の運営関係者は英紙デイリーメールに、返信の締め切りは今月3日までだったと明かし、「依然として(参列するのかどうか)不明」と語った。

戴冠式当日は、世界各国から2,000人の首脳や要人が訪れると伝えられている。主催者は、来賓の警護や座席の配置、車の手配、安全保障などについて最終決定を下す段階に入っており、ヘンリー王子夫妻から返信がないことは、「頭痛の種」になっているという。関係者は、「すべてが未解決なのに、(開催まで)1カ月もない」と焦燥感を示した。王室の職員は、夫妻が出席する場合と欠席する場合の2パターンの計画を策定するよう、命じられているという。

夫妻が報道官を通じて招待状を受け取ったことを明らかにしたのは3月初旬で、それ以来、二人と王室の間で、参加の方法などをめぐる交渉が行われていると報じられている。

王室の関係者はPageSixに、両者の間で「長い話し合い」が行われていると明かしつつ、王室側は、歴史的なイベントへの二人の出席を望んでいると説明。「どの家族も難しいものだが、これは普通の家族ではありません」と加え、最終的な決断はまだヘンリー王子に委ねられていると話した。

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交渉の内容をめぐってはさまざまな憶測が流れている。先日OKマガジンは、二人が、他の王室メンバーとともにバルコニーに立つことを要求しているほか、滞在中の自身の子供たちの過ごし方をめぐって交渉が難航していると伝えた。夫妻の長男アーチー王子は、5月6日の式典当日にちょうど4歳の誕生日を迎える。

ウェストミンスター寺院で戴冠の儀式が執り行われた後、国王は「戴冠式の行進(The Coronation Procession)」でバッキンガム宮殿に戻り、家族とともに宮殿のバルコニーに姿を現す予定となっている。

そうした中、英紙SUNは7日、内部の関係者の話として、バルコニーは公務を担う家族に限定され、二人はアンドルー王子とともに参加を禁じられたと報じている。