FOX大物司会がフロリダへ移住、ニューヨーカーから歓迎の声

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FOXニュースの番組ホストとして最長記録を持つショーン・ハニティ氏(62)が、ニューヨークを離れてフロリダに移住したことを明らかにした。

3日放送の番組で「すばらしい自由の州、フロリダにある私の新しい家からお送りしています」と切り出し、フロリダには「暖かい気候、法と秩序、より良い教育、フリーダム、より良い生活の質」があり、さらに「州の所得税がない」と加えた。

「ディープブルー州からの大量流出は、人々に対する過剰な課税と過剰な規制、期待を下回る学校と安全など、彼らが統治の哲学を変えない限り続くだろう」と続けた。

ハニティ氏は同日配信のラジオ番組でも移住に言及。「出て行った、もうたくさん、ニューヨーク、ニューヨークとはもうお終い」と明かした。「大人になってから初めて、居住する州に私の価値観を共有する議員がいる」と続け、「ロン・デサンティスという名の知事、マルコ・ルビオ上院議員、それにリック・スコット上院議員だ」と語った。

FOXの番組と同様、移住の理由を「高い税金、面倒な規制、高い犯罪率、ひどい学区を抱えた州からの突然の移住が現実であることは明らか」と話した。

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著名人がフロリダに移住するケースはたびたび報じられている。

昨年11月、アマゾン創業者で世界第3位の富豪ジェフ・ベゾス氏が、シアトルを離れ、婚約者のサンチェス氏と共にマイアミに移る計画を明らかにした。昨年夏、サッカー界のスター、リオネル・メッシ選手がインテル・マイアミCFに移籍した。トランプ前大統領は退任後、故郷ニューヨークに戻らず、一家でフロリダに移り住んだ。

メディアパーソナリティーでは、昨年FOXニュースと決別した人気司会、タッカー・カールソン氏がフロリダの自宅からショーを配信しているほか、ジョー・スカボロー氏と妻ミカ・ブレジンスキー氏も、フロリダ州ジュピターの自宅にあるスタジオでMSNBCの「モーニング・ジョー」を制作している。

満を辞してニューヨークを去ったハニティー氏だが、保守派の司会者を惜しむような声はなく、Yahooのコメント欄には「ニューヨークにとって何と大きな利益だ。 引き算による足し算」「とっとと出て行ってくれることを願う」「戻ってくる必要はないし、誰も悲しんでいない。荷造りでも手伝おうか」といったコメントや「資産を守るために引っ越すんだろう。大型の訴訟を見越して、フロリダが訴訟の損失から家を守ることを期待しているに違いない」と勘繰る声も寄せられている。