ニューヨーク市の各所では昨日に続き、ミネアポリスの黒人男性、ジョージ・フロイドさんの死亡事件に抗議するデモが実施された。

地元メディアによるとハーレム、クイーンズ、ブルックリンのバークレイズセンターのほか、マンハッタンではタイムズスクエアやユニオンスクエアなどで開催された。

ユニオンスクエアでは、夜になってデモが過激化。警察車両が次から次へと破壊または放火され、店のガラスが割られるなど、カオス状態となった。抗議は深夜過ぎまで続き、抗議者が逮捕される場面も多くみられた。

フロイドさんの死に対する抗議活動は3日目に入り、激しさを増している。ニューヨーク市のデブラシオ市長は30日深夜の会見で、「ごく一部の部外者」による、警察官に対する暴力的な行為は「容認しない」と非難した。
また、平和的に抗議活動を行う人々を尊重するとし、「警官とコミュニティの関係を変え、正義を求め、社会の真の変化を求めるという願いが、私には聞こえている。」と述べた。「間違いなく、変化は街に訪れる。君たちは、もう家に帰る時だ。われわれは前進する。」と語った。

ニューヨーク州のクオモ知事は同日、レティシア・ジェームズ司法長官に対し、29日にブルックリンで発生した警察とプロテスターの衝突について調査するよう命じた。

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