ポートランド抗議デモ 強すぎるプロテスターが話題に

オレゴン州ポートランドで続く警官の暴力や人種差別に対する抗議デモの最中、警棒で殴打されても身動き一つしないプロテスターが話題となった。

ツイッターにシェアされた動画では、連邦政府の取り締まり当局者が、海軍のロゴ入りトレーナーを着た大柄の男性を警棒で3回殴打する様子が映されている。それでも動かない男性に対し、もう1人の警官が、ペッパースプレーを顔面めがけて噴射。男性は中指を立てて、その場を去った。

動画はツイッターで「キャプテン・ポートランド」「マン・オブ・スティール」「アイアンマン」など、アメコミヒーローのニックネームととも拡散された。

その後、この男性は海軍の退役軍人のクリストファー・デイビッドさん(53歳)であることがわかった。

ポートランドでは50日間以上で抗議デモが続いている。警察官とデモ隊の激しい衝突をニュースで見たデイビッドさんはこの日、初めてデモに参加したという。ワシントンポスト紙によると、警官隊がプロテスターに突撃して、人々を地面に倒すのを目にしたデイビッドさんは、警察官に近づき「なぜ憲法に対する誓いを守らないのか」と話しかけたという。複数人の警察官に押し倒されそうになった後、警棒による暴行を受けた。

ペッパースプレーを受けた後、公園のベンチに座っていたところ、医療従事者による手当を受けた。暴行により、右手を骨折したという。

デイビッドさんは抗議デモの参加者について「普通の人々だった」と同紙に語り、「トランプのような人々が、リベラルの都市で抗議に参加しているのは変人の集まりだというが、違う。我々はみな普通の人々で、いま起きていることが間違っていると思っているのだ。」と語った。