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NY市で激しいデモ、ミネソタ州黒人男性の死に抗議

ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性が拘束中に首を押さえつけられて死亡した事件に関連し、ニューヨーク市では昨日に続いて大規模な抗議集会が行われた。

ジョージ・フロイドさん(George Floyd)は25日、拘束中に警察官から首を押さえつけられ、その後死亡した。SNSに投稿された動画では、「息ができない」と何度も訴える様子が撮影されている。警察官は要求を聞き入れず、態勢を維持。救急車が到着した時点で、フロイドさんはすでにぐったりとした状態で、動かなかった。

抗議集会は午後4時にマンハッタンのフォーリー広場でスタート。「ジョージ・フロイドのために裁きを」「ブラック・ライブズ・マター」「息ができない」など、様々なメッセージが書かれたプラカードを持った人々で広場が埋め尽くされた。

©mashupNY
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プロテスターの掛け声には「エイミー・クーパーを逮捕せよ」と、先日のセントラルパークで黒人男性に対する通報騒ぎを起こした白人女性に、法的対応を求める声も上がった。

集会には、2014年に拘束の際に警察官に首を絞められ殺害されたエリック・ガーナーさんの母親、グウェン・カーさんも参加。フロイドさんの助けを求める声が、墓場からの響きのようだと語った。ガーナーさんも拘束中、「息ができない」と訴えていた。

抗議集会はその後、ブルックリンのバークレイズセンターでも行われた。

午後5時半頃から集まった参加者は数千人に膨れ上がり、一部で警官隊との衝突に発展。数十人の逮捕者が出た。

SNSに投稿された動画では、激しさを増す抗議者に対して警察官が警棒で暴行を加える様子や、ペットボトルなどを投げ込む群衆に向けてペッパースプレー使用する場面が撮影されている。

過激化した抗議者によって、警察車両が破壊される事態も起きた。

午後10時を回っても、多くの人々が抗議活動を行った。

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