警官が首を膝で押さえつけ、黒人男性が死亡「息ができない」

ミネソタ州ミネアポリスで25日、白人警官が、黒人男性の首を膝で抑え付け、その後男性が死亡する事件があった。

事件現場に居合わせた人物がfacebookに投稿した動画では、膝で地面に首の後ろを押さえつけられたジョージ・フロイド(George Floyd)さん(46)が、何度も「息ができない。たのむ」、「痛い、水をくれ」と解放を求めている。
通行人らも抵抗ができないフロイドさんを見て、「首からどけ」「警官は楽しんでいる」「何もやってないじゃないか、早く車に乗せろ」と訴えた。そのうちフロイドさんは、ぐったりとして、動かなくなった。通行人らは「いま殺しただろ」「反応していないじゃないか」「脈を確認して」と叫んでいる。しかし警官はこれらの声には応じず、約7分後に救急隊員が到着するまで、フロイドさんを押さえつけたままだった。救急隊はフロイドさんの瞳孔や脈を確認した後、ストレッチャーに乗せ、搬送した。

ミネアポリス警察は当初声明で、”偽造容疑”のある男性がいると通報を受け、2人の警官が駆けつけたが、男性が抵抗したため、手錠をかけたと発表。男性が薬で苦しんでいるように見えたため、救急車を呼んだが、その後まもなく死亡したと説明していた

フロイドさんの代理人を務めるベン・クランプ(Ben Crump)氏は、「虐待的かつ過剰で非人道的な権力行使」と批判。「非暴力の容疑で警官に拘束された男性の命を犠牲にした。」と語った。

26日午後、ミネアポリス警察署長は、今回の事件に関わった4人の警官を解雇処分したと発表した。
連邦捜査局(FBI)は、公民権侵害の可能性があるとして、現在調査を行っているという。