【衝撃動画】豪雨でNY地下鉄が水没？

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Mashup Reporter 編集部
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8日夕方、東海岸を北上する熱帯低気圧「エルサ」（Elsa）の影響で、ニューヨーク市内の一部は激しい雨に見舞われた。

地下鉄の駅は、地上から大量の雨水が流れ込み、冠水した様子が報じられた。SNSには、衝撃的な動画が多数投稿されている。

アッパーマンハッタンのワシントンハイツ付近の駅。泥水で溢れる駅に、腰まで水につかりながら入り口に向かう利用客。中には、黒いごみ袋の中に入って、移動を試みる人の姿も写っており、「ポテトの袋跳び競走だ」とキャプションがつけられた。

157ストリートの駅周辺は、道路のくぼみに水がたまり、湖のような状態に。

階段や駅の天井からは、道路上の雨水が滝のように流れ「サブウェイ・ウォーターフォール」状態に。

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ブロンクス付近の高速道路も冠水。車が水没し、動けなくなった人の救出作業が行われた。

雨の影響で、マンハッタン北部を走行するAラインの運行が一時停止となった。
地下鉄を運営するMTAの暫定プレジデント、サラ・ファインバーグ氏は会見で、短時間に大量の雨が降ったことが一因だと述べた。157ストリート駅の水は、数時間後に引いたという。また、安全のため、通り抜けができない駅には入らないよう呼びかけた。

インフラ整備を求める声

ニューヨーク市の地下鉄では豪雨のたびに、駅が水浸しになる様子が話題となる。

市長選民主党予備選で当選が確実となった次期市長候補エリック・アダムス氏は、「何十年にもわたり、支出に関する悪しき意思決定を行ってきた」とMTAを批判。インフラを整備するための予算を徴収するための「混雑課金」制度を、すぐに施行するよう求めた。

次期会計監査官候補のブラッド・ランダー氏は、「ニューヨークのインフラは、気候危機に備えられていない」と非難。
ブロンクスから選出されたリッチー・トレス下院議員（民主）は、地下鉄の洪水は「ディスインベストメントのメタファー」として、インフラ投資を呼びかけている。