映画で巡るニューヨーク『恋人たちの予感』

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ニューヨークを舞台にしたロマンチックコメディといえば、メグ・ライアン主演の『恋人たちの予感』を思い浮かべる人も多いはず。10年以上に渡る男女の友情が恋に変わる瞬間を描いた同作品は、1989年の公開から35年以上経った現在も「史上最高のロマコメ」と高い評価を得ています。

“ダーク”な一面を持つハリー(ビリー・クリスタル)と“ハッピーパーソン”のサリー(メグ)の息の合った掛け合いも必見です。脚本は、『ユー・ガット・メール』や『めぐり逢えたら』のノーラ・エフロンが手がけています。

ワシントンスクエアパーク

シカゴを車で出発した2人が到着したのは、ワシントンスクエアパーク(Washington Square Park)。大晦日に開催されたパーティ会場「パック・ビルディング」までは歩いて10分ほどの距離。ラストシーンでハリーは「眠る前に話をしたいのは君だけ」とサリーに愛を告白します。

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パック・ビルディング

パック・ビルディング(Puck Building)は、ノリータにある1880年に建てられた歴史的建造物。トランプ氏の娘婿ジャレット・クシュナー氏がオーナーを務めています。

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住所:295 Lafayette St, New York, NY 10012, United States

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カッツデリ

映画史上最も有名な「フェイク・オーガズム」シーンが生まれたのは、1888年創業のユダヤ系デリ「カッツ・デリ」(Katz’s Deli)。ボリューム満点のパストラミサンドイッチが有名です。2人が座ったテーブルには、「Hope you have what she had」のサインが掲げられています。作品では、ライナー監督の母親がカメオ出演しており、「彼女と同じものを」と店員にオーダーします。

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住所:205 E Houston St, New York, NY 10002, United States

ローブ・ボートハウス

サリーが友人たちとランチを取ったのは、セントラルパーク内にあるレストラン「ローブ・ボートハウス」(Loeb Boathouse)。作品には、『スターウォーズ』のレイア姫でお馴染み、キャリー・フィッシャーが友人役として出演しています。

ボートハウスレストランは、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』にも登場しました。

ローブ・ボートハウス
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Park Drive North, E 72nd St, New York, NY 10021, United States

メトロポリタン美術館

観光の定番スポット、メトロポリタン美術館も登場します。ハリーはエジプト美術のコーナーで「デンドゥール神殿」を前にサリーをデートに誘います。

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住所:1000 5th Ave, New York, NY 10028, United States

アッパーウエストサイド

ハリーとサリーがダブルデートをしたレストランは、アッパーウエストサイドにあるビストロ「カフェ・ルクセンブルグ」(Cafe Luxembourg)。お互いの友人同士が意気投合してしまいます。

住所:200 W 70th St, New York, NY 10023, United States

2人がクリスマスツリーを購入したのは「ザ・プラント・シェッド」(The Plant Shed)。映画に登場するウエスト96ストリートにある店舗は閉店しましたが、市内に7店を展開しています。

このほかには、セントラルパークのスケートリンクや、コニーアイランドのバッティングセンターなどがロケ地として使用されました。