名作ロマコメ『恋人たちの予感』監督がエンディングを変更したワケ

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ニューヨークが舞台のロマンチック・コメディ映画『恋人たちの予感』(When Harry Met Sally…)は当初、寂しい結末を迎えていたという。

シカゴからニューヨークに移り住んだハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)の10年以上に渡る”友情”を描いたドラマは、ロブ・ライナーが監督を務め、ノーラ・エフロンが脚本を手がけた。1989年の劇場公開から35年以上経った現在も「史上最高のロマコメ」と評価も名高い

ラストシーンでは、大晦日のパーティ会場で「蛍の光」が流れる中、ハリーが「眠る前に話をしたいのは君だけ」とサリーに愛を告白し、ハッピーエンドを迎える。

ライナー氏(76)は16日に配信されたCNNの番組で、主人公の2人は当初「一緒にならない」予定だったと明かした。「10年間独身だったから、誰かと一緒になるということが分からなくなっていた。その感覚が、この作品を生み出した」と振り返った。

ライナー氏は、1981年に10年間連れ添った女優で監督のペニー・マーシャル氏と離婚したが、映画の制作中に女優のミシェル・シンガー氏と出会ったことで、その考えは一変。結末は、希望のあるものへと書き換えられた。

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司会者のクリス・ウォレス氏が「涙を誘う結末は、ミシェルさんのおかげなのですね」と尋ねると、「その通りだ」と答えた。

なお、ライナー氏は作品が公開された翌年に結婚した。今も2人揃ってレッドカーペットに登場するなど、仲睦まじい様子を見せている。

フォトグラファーでもあるシンガー氏は、80年代に発売されたトランプ前大統領の著書「トランプ自伝」(The Art of the Deal)のカバー写真を撮影したことで知られる。アンチ・トランプ派として有名なライナー氏は昨年、英紙サンの取材に「彼女は大いに償わなけらばならないんだ」と冗談めかして語っている

▼妻のミシェルさんに出会って変更されたラストシーン