タイムズスクエアのエルモが少女に痴漢か。NY市警察が逮捕

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マンハッタンのタイムズスクエアで7日、セサミストリートのエルモの着ぐるみを着た男性が、14歳の少女に痴漢をした疑いで逮捕、起訴された。
男性は、ニュージャージー州在住のイノセンテ・アンドラデ・パチェコ(Inocente Andrade-Pacheco)容疑者(54歳)。子供に強制的かつ不当な方法で触れたなどの罪に問われている。

ニューヨーク市警察によると、事件が起きたのは午後6時45分ごろ。ブロードウェイと46ストリート付近で、少女とその両親とともに記念撮影をする際、少女のお尻を触ったという。

パンチェロ容疑者は、8日夜、マンハッタン地区の刑事裁判所における罪状認否で、全ての容疑を否定。一方、検察は複数人による目撃証言があると主張している。容疑者は、保釈金なしで保釈されたという。

相次ぐキャラクターの迷惑行為

タイムズスクエアでは、これまでにも、着ぐるみを着た人物から、嫌がらせや暴力を受けたなどの問題が度々報告されている。

2014年には、スパイダーマンが警察官を殴打。このほか、トイ・ストーリーのウッディが痴漢行為をはたらいたり、クッキーモンスターが幼児に暴行したりする事件が相次いで発生した。

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Times Square
©mashupNY

2016年には、ブルーのペンキで囲われた「アクティビティ・ゾーン」が設けられた。着ぐるみを着て活動する人々はゾーンを出て、チップなどを請求すると、500ドルの罰金が科せられることとなった。しかし最近では、ルールはあまり守られていないようだ。

タイムズ・スクエア・アライアンス(Times Square Alliance)のトム・トンプキンス(Tim Tompkins)プレジデントは、週末に発生した事件について「合意なく触れられたという苦情が増加しており、調査を行っている。」とデイリーニュースに述べた。
同団体の調査によると、観光客の3分の1が、着ぐるみの人々に不満を抱いているということが分かった。また地元市民の47%が、過去1年間で不快な交流があったと回答しているという。
トンプキンス氏は「さらなる規則や法律などが必要だと思っている。」と語った。