【クリスマスの奇跡】常連客がダンキン従業員にお家プレゼント

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路頭に迷ったドーナツチェーン「ダンキン」のスタッフに、常連客が家をプレゼントするという、クリスマスシーズンにぴったりの心温まるエピソードが話題になっている。

スザンヌ・パークさんが、オハイオ州の店舗で働くエボニー・ジョンソンさん(33)と知り合ったのは3年ほど前。以来、毎朝のドライブスルーで、いつも「素晴らしい」応対をしてくれるジョンソンさんと会話をする仲になった。

3人の子供を抱えるジョンソンさんが困窮しているのを知ったのは最近のことだった。しばらく朝のシフトに入っていないことから心配になり、連絡を試みたところ、自宅から強制退去させられたことがわかった。

一家の手助けができないかと考えたパークさんは、生活困窮者を支援するボランティア団体やホームステージングデザイナーなどの協力を得て、なんと家具付きの家を用意。3日に、ジョンソン一家にお披露目した。

この日、取材に訪れた地元テレビ局は、感涙にむせぶジョンソンさんがパークさんと抱き合う様子や、子供たちが飛び跳ねて喜ぶ姿を放送した。

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パークさんは取材に「彼女とその家族の生活がよくなることを祈っただけ。安心して生活できる家があれば、ジョンソンさんも今までと変わらない素晴らしい接客サービスが続けられる」と、安堵した様子で答えた。

プロジェクトに関わったホームステージングサービスを展開する「Design to Market」の創設者、ジョウ・ポヴィンさんは「幸せを届けるという、まさにこの季節に相応しい出来事」と話し、中古家具を無償提供する慈善団体「New Life Funiture Bank」のダナ・サクストンさんは「素晴らしいプレゼントを提供できたことが、私たちにとってのクリスマスプレゼント」と、手助けに一役買えた感動を語った。

ジョンソンさんは「家に戻ることができて胸がいっぱい。クリスマス前に家に戻ることができますかってお祈りしていたのを神様が見てくれたんだと思います」と、奇跡のような出来事に感謝を述べた。