26日午後、バイデン大統領はニューヨークを訪れ、NBCの本部でトーク番組を収録した。建物一階では親パレスチナのプロテスターらが抗議活動を行い、大勢が逮捕される場面があった。
バイデン氏の訪問に備え、一帯には鉄柵がはりめぐらされ、大量の警官と警察車両が待機。トラックで防護壁をつくるなど厳重な警戒態勢が敷かれた。バイデン氏は午後6時過ぎに建物を後にした。
出演したのはコメディアンのセス・マイヤーズが司会のトークショー「Late Night with Seth Meyers」だという。
SNSにシェアされた動画には、ロックフェラープラザの一階ロビーで座り込みの抗議活動をするプロテスターらの様子が撮影されている。
逮捕があったのは午後５時近くで、手錠をかけられた抗議者らが次々と連れ出され、近くに停車していた護送車に乗せられた。活動家団体Jewish Voice for Peace NYCは、逮捕者は50人に上るとしている。
↓連行される際「バイデン、バイデン、隠すことはできない。 われわれはあなたを大量虐殺の罪で告発する」「フリー・パレスチナ」のチャントをするプロテスターたち。
バイデン氏はこの日、マイヤーズ氏と一緒に立ち寄ったアイスクリームショップで、記者から一時停戦の可能性について問われると、「国家安全保障担当補佐官は（停戦は）近づいていると言っている」と回答。「まだ決まっていないが、私の希望は、来週の月曜日までに停戦が成立することだ」と語った。
ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は前日、CNNのインタビューで、間接的協議によって最終的にハマスが合意しなければならないとしつつ、米国とイスラエル、エジプト、カタールの交渉担当の間で、一時停戦にための人質交換の基本的アウトラインがついて合意に達したことを明らかにした。