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史上最大の「クーポン詐欺」被害総額35億円

クーポンを偽造して、小売店や製造業者に多額の損害を与えたとして、郵便詐欺や通信不正行為などの罪に問われていたバージニア州在住のロリ・アン・タレンス(Lori Ann Talens)被告(41)に、禁錮12年の実刑判決が言い渡された

夫のパシフィコ・タレンス・ジュニア被告(43)も先月、偽造クーポンの発送など犯罪を手伝ったとして、懲役7年の有罪判決を受けている。

タレンス被告は、自身が運営する「MasterChef」と名付けたオンライン店舗を通じて、2017年4月から2020年5月まで約7年間、偽造クーポンを販売。フェイスブックやテレグラムなどのSNSで告知していた。

バージニア州の自宅で作成された偽造クーポンは、「見た目に本物と区別がつかない」デザインで、顧客はそれらを使用し、無料もしくは大幅にディスカウントされた価格で商品を購入することができたという。支払いは、ビットコインやPayPalなどで受け取っていた。

購入者の1人が、消費者団体「クーポン情報センター」(CIC)に問い合わせたことで、犯罪が発覚。CICがクーポンを購入し、米国郵便監察局 (USPIS)に捜査を依頼した。

連邦捜査局は、タレンス被告の自宅から100万ドル(1.1億円)以上の偽造クーポンを押収。コンピューターには、13,000点以上のデザインが保存されていたという。既に出回った偽造クーポンを解析した結果、損失額は3,180万ドル(約35億円)以上にのぼると結論付けた。

バージニア州東部地区のRaj Parekh連邦検事補は、事件は「米国最大のクーポン詐欺スキームの一つ」と発表。「全国の消費者や小売業者、製造業者、経済全体に被害を及ぼした」と非難した。

FBIの特別捜査官は「最終的な代償を支払うのは、罪のない消費者だ」として、同様の犯罪の取り締まりを強化する意向を示した。

夫妻は偽造に加え、それらの販売で得た収入を申告していなかった。低所得者向けのメディケイドやSNAPなど医療や食料補助プログラムの生活保護を申請し、不正に43,000ドル(約470万円)を受け取っていたという。

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