タイムズスクエア、移民の集団が警官を暴行

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マンハッタンで27日、パトロール中の警官が、移民の集団に暴行される事件があった。

事件が起きたのは午後8時半ごろ、観光客で賑わうタイムズスクエア付近。ニューヨーク市警察によると、2人の警官がウエスト42ストリート付近で「騒ぎを起こしていた集団」を解散させようとしたところ、暴行に発展した。

監視カメラの映像には、警官らが黄色いジャケットを着た男を拘束しようと地面に押し倒した後、周囲にいた仲間らが、警官を何度も蹴る様子が撮影されている。2人は、切り傷や打撲などの軽傷を負った。

犯人らは逃走したが、4人は事件直後に、残りの1人は29日夜に逮捕された。年齢は、19歳から24歳で、警官に対する暴行や集団暴行、治安紊乱行為の罪で起訴された。

逮捕者のうちの1人、ヨーマン・レベロン被告(24)には複数の逮捕歴があった。昨年11月、ユニオン・スクエアにあるディスカウント店ノードストローム・ラックで商品を盗もうとした際、店員を突き飛ばすなどの暴行をはたらき逮捕されている。12月にはヘラルド・スクエアにある百貨店メイシーズで盗難を試み、店内のスタッフを拳で殴ったとして身柄を拘束された。

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捜査関係者はニューヨークポスト紙に、犯人は亡命希望者で、すでに釈放されたと語っている。

警官の労働組合のパトリック・ヘンドリー委員長は声明で、警官に対する暴力は「急増している」と指摘。今回の事件は「われわれが目の当たりにしている堂々巡りのケース」の一つとして、司法制度の改革の必要性を訴えた。

2022年春以降、南部国境を越えてニューヨーク市にたどり着いた移民の数は17万人を超えている。現在、約6万7,000人がシェルターやホテルなどに滞在している。

今月7日には、こうした亡命希望者が滞在するランダルズ・アイランドにある大型のシェルターで、24歳の男性が刃物で刺され死亡する事件が発生した。この事件で、3人が集団暴行や過失致死罪などで起訴された